ローソンストア100などで売られているいなばのタイカレー缶詰があり得ないほど美味しいとネット上で評判になっています。果たしてどれほどの実力なのでしょうか。
このいなばのタイカレー、しばらく前からネット上の各所で話題になっていましたが、レイ・ハラカミらとのコラボレーションでも有名なタブラ奏者ユザーンがTwitter上で呟いたことなどから実際に買って食べて見る人が続出。本場タイで製造されていることもあり、本格的なタイカレーの味が楽しめると話題になっています。
「100円LAWSONとかで売っているいなばのタイカレー缶が、尋常じゃないウマさだ」と@39tatsが言っているので、訝しく思いながらも試しに買ってみた。今日本で、最も手軽でリーズナブルにおいしいカレーはこれだと思った。
— U-zhaan(ユザーン)さん (@u_zhaan) 5月 30, 2012
現在販売されている「いなばのタイカレー」シリーズは「ツナとタイカレー・やや辛め」（グリーン）、「ツナとタイカレー・レッド」、「チキンとタイカレー・イエロー」の3種類。いずれもローソンストア100などで購入可能。
今回は一番ポピュラーとされる「ツナとタイカレー・やや辛め」を食べてみます。盛り付け例の写真も既に美味しそう。
ツナとありますが実際は「かつおフレーク入りグリーンカレー」。ひとまずツッコミは控えておきます。
蓋を開けてみたところ。芳醇なココナツミルクの香りが漂います。
ごろりとしたフレークがたっぷり入っています。味見をしてみるとかなり濃厚でしっかりとしたタイカレーの味がします。これは美味しい。しっかりとした辛さにココナツミルクの風味、そしてハーブの香りも決しておろそかになっていません。温めもしていない状態でこの味は驚きです。
おつまみとしてはこのままタイカレー風味のフレークとして食べても文句のない味。ですが、せっかくなのでやはりタイカレーとして食べてみたいところ。汁が少ないので考えどころですが、味が濃いので工夫できそうです。今回はあくまで簡単にということで、ココナツミルクとナンプラーだけを使ってアレンジを加えてみます。
まず鍋に缶詰の中身を全部開けて火にかけ、温まったところでココナツミルクを50～100ml投入。缶詰のココナツミルクは使い切れないよ、という人には水に溶かすパウダータイプがおすすめです。
全体をなじませて味を見ながらナンプラーを加えます。元々の味がしっかりしているので小さじ1杯以下で十分。味を見ながらお好みで入れましょう。香りがよすぎてくらくらします。
缶詰1個とココナツミルク80ml分をご飯にかけてみました。お腹いっぱい食べるのに十分な量です。
バジルは冷蔵庫にあったのを思わずトッピングしたもの。缶詰には付属しておりません。
食べてみた感想としては、まず本当に美味しい。そしてこの値段と手間でこれだけ美味しいタイカレーが食べられるというのは非常にコストパフォーマンスが高い。美味しいタイカレーを食べられるお店はどこにでもあるわけでもないし、自分で作るには材料を揃えるのにはそれなり手間もお金もかかります。
ちょっとリフレッシュしたい時にレトルトカレーと大して変わらない金額と手間暇でこの味というのは大げさでなく革命的。タイカレー好きを自認する方にこそ一度試して欲しい本格的なウマさでした。
【追記】
昨日制作したグリーンカレーがあまりにも美味しかったので、さっそくレッドカレーとイエローカレーも試食してみました。
こちらはレッドカレーの原材料。ムング豆が使われています。
こちらはイエローカレー。カレーパウダーが使われているのが特徴。
どちらもグリーンカレーと同じやり方で調理しました。ココナッツミルク80mlと共に温めてナンプラーを少々です。
レッドカレーはグリーンカレーほど辛くはなく濃厚でマイルド。その中でも酸味がキリッと引き立っていました。いくらでも食べられそうな味わいです。ごろごろと入っているたっぷりかつおフレークも嬉しい。
イエローカレーはクミンを始めとしたスパイスが効いています。インドカレーの味わいに近いかもしれません。辛味は感じますがグリーンカレーともまた違った味わいになっています。鶏肉はグリーンやレッドのかつおフレークほどごろごろは入っていないので注意。たしかに缶の表にも「たっぷり」の記述はありません。
3種類食べた感想としては、全ての缶詰の味付けがしっかりと異なっていること、そしてそれぞれがしっかりと美味しいことに脱帽です。その日の気分で食べ分けるのもよし、好みの味をストックしておくのもよし。自炊の楽しみがぐっと増えること間違い無しの逸品でした。
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