最新型「AlphaGo」がわずか3日の「独学」で従来型「AlphaGo」に100勝0敗で圧勝

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もはや人類の出る幕はないのかもしれません。詳細は以下から。

2016年末から2017年頭に掛けて日本や中国のトップ棋士に対して60勝0敗で無双した「改良型AlphaGo」についてはBUZZAP!でもお伝えしましたが、AIの強さのインフレーションが全く止まりません。

AlphaGoを開発したGoogle DeepMindは10月18日に科学雑誌「Nature」誌上で、最新型となる「AlphaGo Zero」の開発を発表しました。この「AlphaGo Zero」は答えを導くデータがなくても、人工知能がみずから試行錯誤を繰り返して、よりよい答えにたどり着く「強化学習」という手法を取り入れています。

その結果「AlphaGo Zero」は囲碁の基本ルール以外を全く教えない白紙の状態からこれまでの人類の編み出した打ち手のデータなしで、ひとりでにわずか3日間の間に500万回の対局を繰り返し、上記の人類トップ棋士に無双した従来型に100勝0敗という強さで圧勝しました。

また、「AlphaGo Zero」は白紙の状態から学習する中で、数千年の囲碁の歴史で人間が編み出してきた「定石」をいくつも「発見」した上に、これまで人類が見つけられなかった全く新しい「定石」を生み出しています。

AlphaGo Zero_ Starting from scratch – YouTube

囲碁という世界の中でですが、AIが明確に人類を超越し、人跡未踏の地に踏み入れたことが分かります。人類のAIへの勝利は2016年3月にイ・セドルがAlphaGoからかろうじてもぎ取った1勝が最後のものとなるのかもしれません。

Google DeepMind研究チームは人工知能はもはや人間の知識に制約されなくなったとしており、今後、地球温暖化対策や医療システムの改善など、さまざまな課題の解決に役立てられるとしていますが、その解決策が人類として受け入れられるものなのかはまた別の問題です。

SFの世界で起こっていたことが現実世界でも起こることになりますが、果たして人類はAIに「ついていける」のでしょうか?

「AlphaGo」が進化 囲碁の打ち手教えずに従来型破る _ NHKニュース

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