ある程度機能を絞ったPHS端末に注力していた感のあるウィルコムが、ついにフルスペック端末「WX12K」を発表しました。
防水・防塵・耐衝撃や高画質カメラに加え、スマートフォンとの連携機能「だれとでも定額パス」や「迷惑電話チェッカー」を備えるなど、意欲的なモデルとなっています。
ウィルコムのプレスリリースによると、同社は2013年11月14日(木)から京セラ製の音声端末「WX12K」を発売するそうです。
同モデルは3インチQVGA(320×240)液晶を搭載しており、ディスプレイ全体を振動させる「スマートソニックレシーバー」やゆっくり話しているように聞こえる「ゆっくり通話」、聞き取りにくい音域を補正する「はっきり通話」によって騒音環境下でも快適に通話可能。
着信した電話が迷惑電話の疑いがある場合、自動判別して警告を表示してくれる「モバイル迷惑電話チェッカー」機能(月額210円)や、気象庁が配信する各種速報や警報を受信し、表示する「緊急速報メール」にも対応しています。
また、背面にはライト付きで、暗いところでも手軽に撮影が楽しめるオートフォーカス対応の約500万画素カメラを搭載。
閉じたところ。0.9インチの背面液晶を備えています。
IPX5・IPX7相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能に加え、耐衝撃性能も。
また、スマートフォンとBluetoothで連携ができ、スマートフォンの子機としてだけでなく、親機としても利用可能。Google Playから「だれとでも定額パス アプリ」をダウンロードしてインストールすることで、Androidスマートフォンからウィルコムの回線で通話できるほか、BluetoothのPANに対応したスマートフォンやタブレットとWX12KをBluetoothで連携すれば、PHSデータ通信によるテザリング機能も利用できます。
まさに今ウィルコムが持てるすべてをつぎ込んだ感のある「WX12K」。連続待受時間も約720時間(約1ヶ月)と非常に長く、PHSデータ通信も利用できるため、非常用のバックアップ回線として利用することも期待できそうです。
「WX12K」の発売について ~ディテールにこだわった多機能折りたたみケータイを発売~
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