ウィルコムが2012年冬モデルとして発表したPHS端末「ENERUS(エネルス)WX03S」のレビューをお届けします。
バッテリー寿命が厳しくなりがちなスマートフォンの外付けバッテリーとしても利用できるというコンセプトを採用した世界初の端末ですが、思いのほか凝った造りとなっています。
これが「ENERUS WX03S」本体。カラーバリエーションは4色で2012年12月13日発売予定。ちなみに「ENERUS」は「ENERGY(エネルギー)」と「US(私たち)」の造語とのこと。
ディスプレイに2.4インチQVGA(320×240)液晶を採用。待ち受け画面ではバッテリー残量を確認できます。
キーは押しやすい丸みのあるものを採用。
底面には充電用のmicroUSB、スマフォなどへの給電用のUSB、イヤホン端子があります。
サイドキーでキーロック(下方向)、マニュアル給電(上方向)を操作できます。
そして「ENERUS」最大の特徴、モバイルバッテリー機能。本体に搭載した1700mAhのバッテリーをスマフォなどを充電できる外付けバッテリーとして利用できるというもの。
USB接続すると自動的に充電が始まるオートモードと、手動でオンオフを切り替えるマニュアルモードを搭載。
さらに連続給電時間設定やバッテリー容量が一定以下になると給電を止める「バッテリー残量指定」などの機能も備えており、ENERUS本体が電池切れに追い込まれずに済むようにすることも可能。ちなみにPHSは携帯電話などと比較して低消費電力であるため、国内最長となる連続待受時間45日を実現しています。
実際に充電してみたところ。
また、ENERUSはカメラやブラウザ非搭載ですが、電話帳のやり取りに便利な赤外線通信機能や昨年発売の「SOCIUS WX01S」同様、スマートフォンのBluetoothハンドセットとして利用できる機能を搭載。同じく冬モデルとして登場する「HONEY BEE 5 WX07K」同様、スマフォとの2台持ちを強く意識したモデルとなっています。
製品情報ページは以下。
WILLCOM | ENERUS
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/03s/index.html
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