NTTドコモが2013年度からスマートフォンの新機種を削減する意向であることが報じられました。
ドコモ、新機種2割減-来年度、スマホ選びやすく:日刊工業新聞
日刊工業新聞社の報道によると、NTTドコモは2013年度に投入するスマートフォンの新機種を1~2割削減し、「NEXT」「with」シリーズを統合することも検討しているそうです。
これは冬モデルからスマートフォンの本格展開を始めた2010年度に11機種、2011年度に34機種、2012年度に29機種とラインナップを豊富に展開してきた戦略を見直すもの。
社内にも「機能性やデザインが似たスマートフォンが多い」という意見があったことから、ラインナップを絞り、各端末の特徴を引き出してブランド力を高め、ユーザーが選ぶ基準を明確に示して購入促進につなげるとしています。
かつて高機能やデザイン重視、ビジネスユーザー向けなどのカテゴリー別に「PRO」「PRIME」「STYLE」「SMART」「スマートフォン」というシリーズを導入し、今ではスマートフォンを「with」「NEXT」、フィーチャーフォンは「STYLE」として展開しているNTTドコモ。
しかしながらスマートフォンではシリーズにほぼ関係無くLTEサービス「Xi」が導入され、withシリーズであってもクアッドコアな「ARROWS V F-04E」が登場するなど、シリーズを分ける明確な線引きが薄れ、意味をなさなくなってきた感があったのが現状でした。
さらに「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」「AQUOS PHONE sv SH-10D」など、同じメーカーからスペックがほぼ変わらない上に発売時期も似通ったモデルが展開されるなど、開発を手がけるメーカー側の負担も決して少なくなかったことは想像に難くないため、新機種数の削減が良い結果につながることを期待できそうです。
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