NTTドコモが5年ぶりで過去最大となる「純減」を記録、危機感を募らせざるを得ない内訳に

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NTTドコモが毎月の新規契約者から解約者を差し引いた数がマイナスとなる、「純減」を記録したことが明らかになりました。

下げ幅は過去最大となっただけでなく、NTTドコモが置かれている状況の厳しさが数字で見える純減数以上のものであることが携帯電話の内訳から見てとれる内容となっています。



契約数月次データ : 携帯電話等契約数 | 企業情報 | NTTドコモ

NTTドコモの契約者情報によると、同社の2012年11月度の新規契約数はマイナス4万800の純減となったそうです。同社の純減は実に5年ぶりのことで、過去最大の下げ幅となっています。


・NTTドコモの純減記録
2012年11月(4万800件)
2007年8月(2万2900件)
2006年11月(1万7500件)

そして問題となるのが携帯電話契約の内訳。プリペイド契約(9700件)、フィーチャーフォンのiモードとスマートフォンのspモードを合算した契約数(22万2500件)がマイナスとなる中、自販機の通信などの機器に組み込まれる通信モジュールサービスのみが5万3000件の純増という形に。


これはスマートフォンやフィーチャーフォンなどの一般的な「携帯電話」が22万2500件解約され、その分の穴埋めを通信モジュールや「キッズケータイ HW-02C」などのiモード非対応端末などが行ったものの、それでもトータルの契約数が4万800件のマイナスになった……ということになります。

生き残りを賭けたシェア拡大のために各携帯電話メーカーが「Xperia」や「ARROWS」「Galaxy」「Optimus」といったモデルをNTTドコモ以外にも提供するようになったことを受け、対iPhoneの要となる「NTTドコモならではの魅力ある端末」が少なくなってきたと言わざるを得ない昨今。

さらに追い打ちを掛けるように、NTTドコモが他社に2年近く先駆けて提供してきたLTEサービス「Xi」は、最初からテザリングを無料で解禁し、初のキャリア間24時間通話無料プランを打ち出すなど、決して悪くないサービスであるにもかかわらず、ほとんどが下り最大37.5Mbps対応であったために、「UQ WiMAX」や「ULTRA SPEED」に下り最大速度で押されてきました。

そして今年9月に各社がLTEサービスを展開したことで、ようやく同じ土俵に立ったかと思いきや、今度は「iPhone 5のLTE」のみに目を付けるソフトバンクの発表会では眼中に無いかのような扱いを受けるなど、LTEの先駆者として後発組よりもはるかに高いであろうコストをかけてサービスを続けてきたにもかかわらず、あまり良い立ち位置でないように感じざるを得ません。

各種発表会などで「iPhone獲得のためにAppleとの交渉は続けているものの、条件が折り合わない」としているNTTドコモですが、今回の純減を受けて、社内の意見も「iPhone獲得待ったなし」という方向へさらにシフトすることとなるのでしょうか。

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