ソフトバンクが「新しいiPad」の料金プラン発表、いきなり「iPad for everybody」展開は何かの意図が?

先日お伝えした通り、4G+Wi-Fi版を取り扱う国内唯一の事業者となったソフトバンクモバイルが「新しいiPad」の本体価格および料金プランを発表しました。

詳細は以下の通り。

日本ではソフトバンクモバイルが3月16日より新しいiPadを発売 | ソフトバンクモバイル株式会社

ソフトバンクモバイルのプレスリリースによると、同社は2012年3月16日(金)から「新しいiPad」の発売に合わせて、3Gネットワークで利用できるデータ通信プランを提供するほか、本日から全国のソフトバンクショップ並びに量販店で予約受付を開始するそうです。

新しいiPadは下り最大73Mbpsの「LTE」にも対応していますが、ソフトバンクモバイルはLTEサービスを展開しておらず、国内では3Gネットワークを利用することになります。

2012年3月16日(金)から2012年5月31日(木)まで展開されるキャンペーン「iPad for everybody」の料金イメージはこんな感じ。「iPad Wi-Fi+4Gモデル」を購入する際に、基本使用料が通常5460円のところ4410円で利用でき、本体の実質負担額が16GBモデルの場合0円になります。

さらに2012年3月16日(金)から2012年5月31日(木)まで、ソフトバンクのiPhoneやスマートフォン、携帯電話とパケット定額サービスを契約しているユーザーが新しいiPadおよびiPad 2を新規契約または機種変更した場合、基本使用料が2年間0円からになる「【新】iPad ゼロから定額キャンペーン」も展開。また、基本使用料4410円の定額でずっと利用できる「ベーシックデータ定額プラン」も選択可能です。

利用料金もさることながら、非常に気になるのが、通常は発売から一定以上の期間が経過した後に、ユーザーを呼び込むための手段として展開している「iPad for everybody」キャンペーンを発売と同時に展開しているという点。

「他社からもiPadが発売される」という報道が相次いでいることを考えると、「今のうちに新しいiPadを売れるだけ売ってしまいたいのではないか?」と邪推したくもなるわけですが、ソフトバンクモバイルの真意はどこにあるのでしょうか。他社の動向と合わせて見守りたいところです。

・3月12日12:55追記
ソフトバンクモバイルの真意を読み取るためのピースが1つ出てきました。「新しいiPad」は発売時点でLTEもDC-HSDPAも利用できません。

ソフトバンク版「新しいiPad」は「LTE」も「ULTRA SPEED」も利用できないことが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)

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