6月6日に発表され、明日発売されるイー・モバイルの最新モバイルルーター「Pocket WiFi LTE(GL04P)」のレビューを今ごろになってお届けします。
同モデルは世界で初めて下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速通信を実現する「UE Category4」に対応しているほか、先行して発売された「Pocket WiFi LTE(GL01P)」と同じ条件下でもさらなる高速通信が可能とされています。
これが「Pocket WiFi LTE(GL04P)」本体。外見はいたってオーソドックスなモバイルルーターです。
3月に発売された「Pocket WiFi LTE(GL01P)」同様、「EMOBILE LTE」と「EMOBILE G4」エリアの両方で約9時間の連続通信が可能。無線LAN機器と最大300MbpsのIEEE802.11nで通信できるほか、最大10台の同時接続に対応しています。
GL01P、GL04Pを並べてみたところ。
ごくわずかにGL04Pの方が厚くなっています。
駆動時間はそのままに全体的な小型化に成功したことで、持ち運びが簡単になっているのがポイントです。
LTE通信規格「UE Category4*」対応Wi-Fiルーター「Pocket WiFi LTE(GL04P)」を7月6日に発売|報道発表資料|イー・アクセス
なお、GL04Pは7月6日(金)発売予定で、本体価格は「LTEフラット(ベーシック)」だと4万3800円、2年契約の代わりに割引が適用される「LTEフラット(にねん+アシスト1600)」では4980円に。
月額料金。「LTEフラット(ベーシック)」が5060円なのに対して、「LTEフラット(にねん+アシスト1600)」では3880円で利用できます。
また、2012年8月31日(金)までにGL04Pを契約し、ユーザー専用サイト「My EMOBILE」から申し込んだユーザーは、「Fantastick(ファンタスティック)」とコラボレーションしたデザインステッカー(10種類)から、好きなデザインのステッカーが1枚プレゼントされる「着飾るPocket WiFiキャンペーン」の対象となります。
それはそうと非常に気になるのが、今後「UE Category4」が導入されるのかどうかという部分。現行では周波数帯域が足りず、仮にGL04Pが発売されても当面は他の端末同様、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsの通信サービスしか利用できません。
しかし総務省は現在、電波の有効利用を促進する「周波数再編アクションプラン」として、2012年中に1.7GHz帯の10MHz幅を無線通信事業者に割り当てることを計画しているわけですが、割当先がイー・モバイルに内定すれば、「UE Category4」が導入されることとなります。
ちなみにイー・モバイルの担当者によると「GL04Pはチップセット性能が向上しており、現行の下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsの回線であっても、GL01Pと比較して実効速度の向上を期待できる」としているため、「EMOBILE LTE」対応端末を購入するならGL04Pを選びたいところです。
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