インドのストリートチルドレンたちが自分達の将来のためにリアル子供銀行を設立

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インドといえば騙される、ボッタクられるなどのイメージが強く、実際にそうした被害に合う旅行者も跡を絶ちません。ですが、そんなインドでストリートチルドレンたちが自ら銀行を立ち上げてしまいました。

Street Kids Create Efficient Bank System for Children Oddity Central - Collecting Oddities

インドには「スラムドッグ・ミリオネア」に出てくるような貧しい子供、親のない子供が大勢存在します。この映画の中では主人公は運を掴んで大きく人生を変えますが、現在インドのそうした子供たちは新しく作られたこの銀行を賢く使い、堅実に自らの人生を切り開き始めているようです。


インド人のストリートチルドレンのグループが設立したこの銀行は、彼らが日々働いて得た収入を将来のために貯金したり、ビジネスの立ち上げや教科書などの学用品を購入のために必要な資金を借り受けることができます。そして、驚くべきことにこの銀行は全て子供たちによって設立され、経営され、営業されています。


実際にどのように銀行が運営されているのでしょうか。例えば銀行の顧客で、夜にはミネラルウォーター売りをしている12歳のMohammad Shah君はこれまでに3回のローンを組んでいます。


彼によると

最初は500ルピーを学校の制服や学用品を買うために借りて、2度目は母親が病気になったので、健診のために必要な1000ルピーを借りた。3度目は父親が店を開くときの借金を返済するために必要な額を借りたんだ。

ということ。彼は現在保護施設から学校に通っており、将来的には警察官になりたいと考えています。銀行に対しては、そのための教育に投資して欲しいと希望しているとのこと。彼の他にもこうした子どもや10代の若者が現在9000人程、東南~南アジアの77の支店でこのリアル子供銀行に自分の稼いだ収入を貯蓄しています。


子供の権利を守るNPO団体「Butterflies」に所属するこの銀行のスーパーバイザーSharon Jacobさんは、彼らの持つ責任と生存へのセンスは保護施設の大人たちにとって衝撃だったといいます

彼らはとても画期的なモデルになると思います。彼らはどのようにお金を蓄えるかを知っています。自分達のニーズに優先順位をつけることを学んでいるので、どのようにお金を役立たせるかを理解しているのです。それは実は、私達大人でさえしっかり理解できていないことです。

彼らは毎月ミーティングを行い、貸付に関する申請を再検討し、全員の収入と貯蓄の記録から、貸付可能な金額や返済期間などを決定します。そして口座管理者から顧客まで、全員が金銭上の決定には従う義務があるということで、非常に徹底しています。


彼らの活動を紹介した動画(英語)は以下から。


今の日本で、同じことができる子供が一体どれだけいるでしょうか?また、大人でも同じ事をやれと言われてどこまでできるでしょうか?21世紀のインドで、全く新しい感覚を持った世代が誕生していると言っても過言ではないでしょう。

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