2012年6月度に続き、7月度もUQ WiMAXがソフトバンクを抜いて単独でトップに躍り出たことが明らかになりました。
また、グループ別のカウントでもKDDI陣営がソフトバンク陣営を4ヶ月連続で抜いています。
詳細は以下の通り。
◆2012年7月度もKDDI陣営が純増トップ
契約数月次データ : 携帯電話等契約数 | 企業情報 | NTTドコモ
移動通信サービス月次契約データ | データ集 | KDDI株式会社
月次契約数データ | ソフトバンクモバイル株式会社
WILLCOM|加入者情報
2012年7月 月次契約数|お知らせ|Wireless City Planning 株式会社
携帯電話各社の契約者情報ページによると、2012年7月度の純増数は以下。単独で見るとUQコミュニケーションズが開業以来初となる30万以上の契約を獲得して首位、KDDIが最下位となっています。
NTTドコモ…15万1100
KDDI…4万8500
UQコミュニケーションズ…30万2200
ソフトバンクモバイル…22万1700
ウィルコム…5万9800
ワイヤレスシティプランニング…5万8600
UQコミュニケーションズはKDDIの関連会社、そしてウィルコムおよびワイヤレスシティプランニングはソフトバンクの子会社およびグループ会社であるため、グループ全体の契約数を合算した上で各陣営を比較すると以下となり、2012年4月度、5月度、6月度に続いて7月度もKDDI陣営がトップということに。
NTTドコモ…15万1100
KDDI…35万700
ソフトバンク…34万100
◆UQコミュニケーションズが2ヶ月連続でシェアトップの快挙を達成
特筆すべきは6月度に引き続き、7月度もシェアトップに躍り出たUQコミュニケーションズ。KDDI本体の6倍近い純増を獲得しており、WiMAXと3G回線の両方を利用できるスマートフォンやモバイルルーターといったモデルへの新規契約や機種変更、そして「UQ WiMAX」単独での契約が進んでいることが分かります。
そしてその一方で興味深いのがソフトバンクモバイルの純増数。同社もUQコミュニケーションズとKDDIの関係同様、ウィルコムのスマートフォン「DIGNO DUAL WX04K」や、次世代高速通信サービス「Softbank 4G」に自社の3G回線を提供しています。
これにより「1回線契約するとソフトバンクの3G回線も同時に契約したことになり、グループ全体で2純増」という、契約者数の上積みを実現していますが、「SoftBank 4G」は「UQ WiMAX」のように回線単独でのサービス提供が行われていないため、ワイヤレスシティプランニングの純増数はそのままソフトバンクモバイルの純増数としても加算されるわけです。
つまりソフトバンクモバイルの純増数(22万1700)のうち、5万8600契約は「SoftBank 4G」のセット販売で獲得したものであるということになるわけですが、同じく携帯電話各社の純増をブーストさせる役割を担っているフォトフレームなども含めて、契約数を争うことに意味はあるのか……という気がしなくもありません。
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