KDDIが海上保安庁の巡視船に携帯電話の基地局開設へ、災害時に海上から通信を復旧

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KDDIが災害時に通信を早期に復旧させるために、海上からのアプローチを試みることが明らかになりました。



携帯電話基地局の船上開設に向けた実地試験について | 2012年 | KDDI株式会社

KDDIのプレスリリースによると、同社が参加している総務省中国総合通信局主催の「災害時における携帯電話基地局の船上開設に向けた調査検討会」において、国内初の取り組みとして、海上保安庁の船舶に携帯電話基地局 (実験試験局) を開設し、商用と同等の電波を用いた携帯電話システムとしての品質を検証する実地試験の実施が決定したそうです。

これは災害などで通信障害が発生しているサービスエリアを陸上の被災状況に影響されない海上から早期に復旧させるためのもので、第六管区海上保安本部所有の巡視船「くろせ」に開設した携帯電話基地局の電波を沿岸部で受信し、音声通話、データ通信の品質を測定するとのこと。

第六管区海上保安本部所有の巡視船「くろせ」および実験基地局。


船舶型携帯電話基地局の仕組み。実施に際しては「基地局からの電波強度の確認」「潮位の変化に伴う品質への影響確認」「波による船舶の揺れに伴う品質への影響確認」の3点を考慮するとされています。


ちなみにKDDIは車載型基地局、可搬型基地局、無線エントランス回線の増強など、災害対策にさまざまな取り組みを行っており、今回の実地試験をはじめ、今後も携帯電話基地局の船上開設の実用化を推進するとしています。

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