「かんたんケータイ WX02SH」レビュー、ウィルコム初の本格シニア向け端末


外付けバッテリーになる「ENERUS WX03S」や、Bluetoothハンドセットとなる「HONEY BEE 5 WX07K」など、スマートフォンとの2台持ちを強く意識した各種音声端末や、老若男女誰でも使える究極形態の「イエデンワ」といった音声通話に主軸を据えた機種をリリースしているウィルコム。

しかしながらNTTドコモの「らくらくホン」に代表されるような、本格的にシニア層を意識したモデルはラインナップされてこなかったわけですが、ついに「かんたんケータイ WX02SH」が発売されることとなりました。



これが「かんたんケータイ WX02SH」本体。基本的に「PANTONE WX01SH」をベースにしたモデルで、聞き取りやすい「くっきりトーン」や「スロートーク」といった独自機能を備えています。

背面には200万画素カメラを搭載

ディスプレイは2.9インチWQVGA(400×240)です。

さまざまな表示に見やすい大きな文字が用いられています。

色分けされた上部の4つの「楽ともボタン」を押すだけでよく使う連絡先に連絡できるほか、「メール」「カメラ」といったボタンも非常に分かりやすくなっています。

「楽ともボタン」を押したところ。

ソフトバンクのPANTONEケータイの筐体を流用しているため、充電端子は3Gケータイのものと同じ。

「ゆっくり通話」「はっきり通話」を備えた、ややシニア層も意識した京セラの「Casablanca」と並べたところ。「アプリ」「アドレス帳」「WEB(AFロック)」といった、シニア層にとって分かりづらいであろうボタンが「WX02SH」では廃されています。

1日1回、最初に端末を操作した際に指定した相手(最大2名)にメールを自動送信する「元気だよメール」、メールを開いたことを知らせる「読んだよメール」など、「メールを打つのがわずらわしい」というシニアユーザーにも対応できるのが特徴です。

メールの文字も大きく、非常に見やすくなっています。

本体側面にはいざという時のための緊急ブザーを搭載。大きくブザーが鳴るだけでなく、電話と位置情報を添付したメールで登録した連絡先に危険を伝えます。

試しにブザーを鳴らしてみたところ。大きな音が鳴るので再生には注意が必要です。

かんたんケータイ WX02SHの緊急ブザー - YouTube


なお、「かんたんケータイ WX02SH」の連続通話時間は約9時間、連続待ち受け時間は約580時間で、12月20日(木)発売予定となっています。

WILLCOM | かんたんケータイ WX02SH
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/02sh/index.html


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