シャープが「iPhone 5S」向け液晶の量産を開始することが明らかになりました。
シャープ、亀山第1工場回復へ-来月にも次期iPhone向け液晶パネル量産:日刊工業新聞
日刊工業新聞社の報道によると、シャープは6月から次期iPhone向けの液晶パネルを量産開始するそうです。
次期iPhoneのディスプレイはiPhone 5と仕様が近いとされており、シャープとジャパンディスプレイ、LGエレクトロニクスが受注。すでに量産に着手した企業もあるとされています。
なお、iPhone 5には本体の薄型化やコスト削減などにつながる、タッチセンサーを液晶に統合した「インセル式ディスプレイ」が採用されていますが、メーカー各社とも歩留まり(生産した数量の中での不良品の割合)の悪さに苦戦を強いられ、とりわけシャープは原価割れの憂き目に遭っていました。
しかしながらディスプレイメーカー各社が苦戦したにもかかわらず、肝心のiPhone 5自体の売れ行きが芳しくなく、シャープは年初からiPhone向け液晶専用の亀山第1工場の稼働率低迷に悩まされていたわけですが、ようやく月600万台規模のフル生産が視野に入ったとされています。
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