料理の美味しさで日本人観光客にも絶大な人気を誇る台湾。その台湾で現在流行しているのがインスタントラーメンにプリンを入れるという、ちょっと常識から考えたらとんでもない料理。果たしてどんな味がするのか、BUZZAP!編集部がチャレンジしたところすごいことになりました。詳細は以下から。
プリンといえば醤油を垂らしてウニの代替品として食べるのが日本では有名ですが、お隣の台湾ではなんとラーメンに丸ごと入れてしまうのが最新のトレンド。
プリン入りインスタント麺、台湾で流行中 - WSJ
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版が報じたところによると、この流行の発端となったのは台湾人の37歳の小説家兼脚本家「Mani」さん。彼がFacebookにこの食べ方をアップしたところ、流行に敏感な台湾人たちの間でみるみるうちに流行してしまったということ。
もちろん味にうるさい台湾人たちが単なるネタだけでこのプリンラーメンを流行らされるわけがない!きっとほんとうに美味しいはずだ!という電波を受信したBUZZAP!編集部は早速この新メニューを自作して試食してみることにしました。
最初に近所のコンビニで買ったプリンとインスタントラーメンを買ってきました。プリンは日本の永遠のスタンダード、グリコの「プッチンプリン」をチョイス。
そしてラーメンは味が濃いほうが良さそうな気がしたので明星の「ラーメンの底力 バリカタ極細麺と濃厚とんこつ」をチョイスしてみた。
まずはラーメンを普通に作ります。
お湯を入れ、最後にスープのもとを入れて完成。味見してみましたが、もちろんちゃんと美味しいとんこつラーメンです。このまま普通に食べてしまいたいという欲求を力でねじ伏せてそこに…
プッチーーン!とプリンを投下!あまりに圧倒的なヴィジュアルに覆水盆に返らずという言葉が頭をよぎります。もう戻れない一線を越えてしまったんだというほんのりとした後悔の念がなかったとは言いません。
レンゲですくってみます。どう見てもプリンです。取り返しがつかないほど豚骨スープの中に鎮座しています。
覚悟を決めてスープとともに口に運ぶと…!!!??ウマい!!!これがウマいんですよ。豚骨スープの本来の濃厚なクリーミーさにプリンの甘みととろみが加わって、絶妙な味の膨らみが醸しだされるんです。
プリンを崩して溶かしながら食べ進めます。スープに甘みととろみが加わることで広東料理のような、ふわっとしたあんかけ風な食感が生まれ、チャウダーというか、ポタージュというか、ぐっと重みの効いたパンチが生まれるんですね。
しかも食べ進むに連れてプリンが溶けていくのでリアルタイムで味の変化まで楽しめてしまいます。
この通り、余裕で完食してしまいました。以前ホットミルクでインスタントラーメンを作るという話が日本で話題になりましたが、あの延長線上と考えれば何も奇異なことはありません。あれが大丈夫な人なら間違いなく一口食べた瞬間に唸るレベルに美味しいです。
このミックスの楽しさとしては、プリンもインスタントラーメンも多くの種類の中から自分だけのベストカップリングを探せるということ。今回はあくまでスタンダードと思われる形でチョイスしましたが、プリンを生クリームの乗ったちょっと贅沢なものに変えてみたり、ラーメンも担々麺やカレーヌードルなどで試してみるなど、発想は無限大です。
正直これは一過性の流行には終わらない新しいプリントラーメンのスタンダードが生まれたと言っても過言ではありません。コンビニでプリンとインスタントラーメンがセット販売されたり、老舗のラーメン屋のトッピングとしてプリンが導入されるのも遠い未来のことではなさそうです。
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