巨大なニョロニョロの群れ?冬のフィンランドの国立公園に立ち並ぶ純白のオブジェたち


凍てつく冬のフィンランドの北部、ラップランドと呼ばれるエリアの国立公園には不思議な白いオブジェが立ち並びます。詳細は以下から。

オーロラとムーミンとサンタクロースの国、フィンランド。極寒で知られる北欧のこの国の北部に広がるのがサーミ人達の住むラップランドです。

このラップランドの南部、ポシオの近くに77平方kmに渡って広がるのがRiisitunturi国立公園です。このエリアは比較的湿潤で、ロウソクのような形をしたトウヒと分厚い苔苔に覆われた森が広がっており、冬になると低い雲や霧に覆われ、そこに風が吹き付けます。

すると湿った空気や雪は木々に張り付き、幾層にも重なって分厚く木を覆います。日照時間の短い時期にはその層は分厚くなりすぎ、木々は捻じれ、曲がり、時には折れてしまいます。これをフィンランド語では「tykky」と呼びますが、その姿はまるでムーミンに出てくるニョロニョロを巨大化させたような形です。

Photo by Pekka Isomursu

Photo by Antti Peuna

Photo by Pekka Isomursu

Photo by fubsan

Photo by National Geographic Travel Daily Photo

Photo by Mikko Ala-Kojola

Photo by merjaniemi

Photo by Juha Rimpilainen

なお、フィンランドのがどれくらい寒いか、そんな中でフィンランド人はどのように暮らしているのかについて以下のような有名なジョークがあります。

+15℃。
スペイン人は毛糸の帽子をかぶり、手袋とコートを着用。フィンランド人は日光浴をする。

+10℃。
フランス人は集中暖房をつけようとむなしい努力をする。フィンランド人は花壇に花を植える。

+5℃。
イタリアでは車のエンジンがかからなくなる。フィンランド人はオープンカーでドライブする。

0℃。
蒸留水が凍る。フィンランドのヴァンターヨキ川の水は、ほんの少し凝固する。

-5℃。
カリフォルニアでは住民が凍死寸前。フィンランド人は庭で、夏の最後のソーセージをグリルする。

-10℃。
イギリスでは暖房を使い始める。フィンランド人はシャツを長袖にする。

-20℃。
オーストラリア人はマヨルカ島から逃げ出す。フィンランド人は夏至祭りをおしまいにする。秋の到来である。

-30℃。
ギリシャ人は寒さで死亡。フィンランド人は、洗濯物を屋内に干し始める。

-40℃。
パリは凍えてガチガチ音を立てる。フィンランド人は屋台に行列する。

-50℃。
シロクマが北極から退避しはじめる。フィンランド軍は、本格的な冬の到来までサバイバル技術の訓練を延期する。

-60℃。
コルヴァトゥントゥリが凍結。フィンランド人はビデオを借りて家の中で過ごすことにする。
(コルヴァトゥントゥリはフィンランド北部・ラップランドにある山でサンタクロースが住むとされる)

-70℃。
サンタクロースが南方へ引っ越す。フィンランド人は、コスケンコルヴァを屋外に保管しておけなくなり、いらいらする。フィンランド軍がサバイバルの訓練を開始。
(コスケンコルヴァはフィンランドの蒸留酒でアルコール度数が非常に高い。通常、飲む前にビンごと冷凍庫に入れて冷やす)

-183℃。
食品の微生物が死滅。フィンランドの牛は、乳しぼりに来る人間の手が冷たいと文句を言う。

-273℃。
絶対零度。あらゆる原子の運動が停止。フィンランド人は「くそっ、今日はずいぶん寒いじゃないか」と言い始める。

-300℃。
地獄が凍結。フィンランドがユーロヴィジョンで優勝する。


オーロラを見に行くのも素晴らしいですが、こんな場所も見てこれたら思い出が更に増えそうです。


Winter in Riisitunturi National Park Amusing Planet

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