京都の鴨川でオオサンショウウオを発見「でもその後どうなるの?」を調べてみました

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噂には聞いていた大雨の後の鴨川に時折出現するオオサンショウウオ。BUZZAP!取材班もついに遭遇することができたのですが、その後っていったいどうなるのでしょうか?調べてみました。

祇園祭の山鉾巡行を開催の危機に追い込んだ(気合いで無事開催)台風11号の去った7月18日の午前中、カフェラテ色の濁流と化した鴨川沿いを自転車で走っていたBUZZAP!取材班は、四条大橋を少し下った団栗橋付近でオオサンショウウオに遭遇しました。






その時のツイートがこちら。


実際には立入禁止になっていた河川敷の歩道に立つ2人の京都府警のおまわりさんを発見、もしやと思ってよく見たところ全長80cm程度(目視)と思われる茶色いオオサンショウウオがいるのを見つけたというわけです。




この時は辺りを歩いていた人と10人位で道路から見ていたのですが、ふたりのおまわりさんが見守る中でオオサンショウウオは川に戻り、動画のようにしばらく泳いでそのうち見えなくなりました(スマホからだったため縦長ですみません…)。

京都の鴨川でオオサンショウウオを発見「でもその後どうなるの?」を調べてみました - YouTube


一方、御池大橋付近で見つかった別のオオサンショウウオは京都水族館の担当者が保護したとの報道もありました。ネットでは「京都の大雨の後の風物詩」とも言われており、極めてレアな事案というわけでもありません。

オオサンショウウオ、ぐったり 台風で増水、流される?:朝日新聞デジタル

では、こうしたオオサンショウウオは発見された後はどうなるのでしょうか?絶滅が危惧される特別天然記念物として、決まった保護や管理の方法はあるのでしょうか?京都水族館に問い合わせてみました。

するとまず、御池大橋の個体と同様に、取材班が遭遇した個体も後ほど京都水族館に保護されていたことが判明。基本的に見つかったオオサンショウウオは全て保護されるとのことでした。

保護された個体はまず京都市の施設に引き取り、尻尾の先の皮膚を1mm程切り取ってDNA鑑定を実施します。現在は中国産などの外来種との交雑が問題となっており、その個体が純粋な日本産のオオサンショウウオかを確認する必要があるとのこと。

その結果雑種であることが分かると別の施設に移送され、純正の日本産であることが確認されると高確率で京都水族館に一時保護という形で預けられるということです。ただし、水族館で公開されるかどうかについては環境省の許可が必要なため、簡単ではないとのこと。

「上流の元々いた生息域に返さないのか?」という質問に対しては、やはり交雑の問題があるため簡単に返す決定とはならないということで、外来種問題の難しさがここにも入り込んできていました。

なお、京都府警に確認したところ、オオサンショウウオを見つけた際には速やかに警察に連絡してほしいとのことです。時間が経つと弱ってしまうこともありますし、よく分からないままに触ってしまう人がいればそれもストレスになります。貴重な特別天然記念物の可能性が高いため、もし見つけた際はぜひともご協力を。

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