先日大阪の扇町公園で開催されたLGBTの祭典「関西レインボーパレード」と「レインボーフェスタ」。参加してきましたので現地の模様をレポートします。
「関西レインボーパレード」は2006年に始まったLGBTを始めとしたセクシャルマイノリティ(性的少数者)のパレード。今年で10週年を迎えます。同時に開催される「レインボーフェスタ」は扇町公園にステージや多くのブースが出展されて賑わいます。
今年のレインボーフェスタのテーマは「PRISM」。「レインボーフェスタ!というプリズムを通して、ひとりひとりの“性”、そして“生”のあり方を映し出したい、すべての人にとって心地よい暮らしを模索したい」との思いからつけられたとのこと。
開催された10月10日は暑すぎず、寒すぎない薄曇りの天気。パレードにはぴったりです。12時過ぎに扇町公園に入って行くと広場にテントが見えます。砂地とこの運動会テントの組み合わせはちょっと懐かしさを感じますね。
ステージではトークショーが開催中。人の出はゆっくりですが、パレードに向けて徐々に増えてきている印象です。
各ブースは既に稼働中。こちらはGoogleのブースで、メッセージをボードに書いて写真を撮影するとレアなGoogleタオルがプレゼントされます。
同性婚をプロデュースするホテルグランヴィア京都のブースです。隣には虹色パンや虹色パウンドケーキの看板もあってカラフル。
こちらはLGBTに理解のある弁護士を紹介する「LGBTフレンドリー弁護士」のブースです。
こちらはレインボーなサングラスを売っていた「WELOCOME EYEWEAR(ウェロコム・アイウェア)」。パーティアイテムとしても最適ですね。筆者も所望してしまいました。
可愛らしいLGBT神社。絵馬も掛かっていました。
DJブースにはイベントのフライヤーも。この時はまだ音は出ていませんでしたが…。
13時を過ぎ、パレードの時間が近づくと一気に人が増えてきます。バルーンがたくさん配られてレインボー全開です。
関西レインボーパレードスタートです。筆者も知人たちと歩き始めましたが、報道陣も多く、沿道の反応も好意的。
巨大レインボーフラッグ。とても鮮やかに目立ちます。
沿道から応援してくれるお店や人々も多数。こちらは北区民主商工会。
オシャレな雑貨屋さん?の前にもレインボーフラッグ。
日本共産党の事務所。あまりイメージがなかったのか、パレード参加者たちがどよめいていました。
梅田に近づいてさらに賑やかに。TARZAのフロートのすぐ近くにいたのですが、Party常連なのでしょうか、外国人グループが多数飛び入り参加していました。
パレードの盛り上がりっぷりは動画でご確認下さい。
関西レインボーパレード2015 - YouTube
約1時間のパレードを終えて扇町公園に戻ってきました。歩ききった参加者の皆様はみんな晴れ晴れとした笑顔です。
パレードの戻った会場はこの盛り上がりです。
ピンク・レゲイーのパフォーマンスです。映画「プリシラ」をふと思い出してしまいます。
今回のステージでのイチオシはシンガー・ソングライターの悠以さん。男声と女声をデュエットさながらに歌い分けるパフォーマンスは圧巻の一言。大いに沸き返っていました。レインボーフェスタ2015 シンガー・ソングライター悠以 - YouTube
そして京都のテクノダンスユニット、アポテケとL*Signのコラボ。むしろクラブなどでのPartyでガンガンに踊りたい音です。
最後はバルーンリリース。虹色の風船が扇町公園の広い空に舞い上がってゆきます。
お母さんに連れられて遊びに来ていたユキ君。屈託なくこの空間を思い切り楽しんでいました。ユキ君がおとなになる頃、こんな光景が日本中のどこでも当たり前だとみんなが思うような国に果たしてなっているでしょうか?(編集部注:写真はご本人とお母さん双方の許可を頂いて掲載しております)
関西レインボーパレード公式Facebookページによると今年のパレードの参加者は905人。フェスタの参加者は7000人とのこと。レインボーパレードとレインボーフェスタがさらに多くの人がこの問題を知り、理解を深めるきっかけになっていってくれることを願ってやみません。
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