11年前に発売された初代「Galaxy S」からSamsungが育ててきた有機ELディスプレイ。
iPhoneにも採用されるなどした結果、不動の世界シェア1位をキープしてきましたが、一気に牙城が崩壊しつつあります。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Samsungの携帯電話向け有機ELディスプレイのシェアが69.5%に落ち込んだそうです。
これは90%以上のシェアを誇っていた1ヶ月前より20%も少ない数字で、今まで圧倒的な市場トップを歩んできたSamsungにとって、転換点と呼べる事態となっています。
なお、シェアが急減したのはひとえにBOE、Visionox、TCL、CSOT、Tianmaといった中国メーカーが有機ELディスプレイの製造技術を獲得し、大量生産へとこぎ着けたため。
同じ中国のXiaomi、OPPO、Vivoといったスマホメーカーの後押しを得て着々とシェアを伸ばしており、Samsungを脅かす存在になったわけです。
かつて日本のお家芸だった液晶パネルを思い起こさせる今回の事態。有機EL市場を主導してきたSamsung、LGはより付加価値の高い「ポスト有機EL」の開発競争を急がされることとなりそうです。
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