マイクロソフトの最新OS「Windows 11」への移行が思いのほか進んでいないことが明らかになりました。詳細は以下から。
トータルITソリューションを提供する「Lansweeper」社の公式サイトによると、2022年10月時点でWindows 11ユーザーは全体の2.61%しかいないそうです。
これはすでにサポートを終了した「Windows 7(3.38%)」を下回る数字。『Windows 8(1.52%)やWindows XP(1.27%)よりマシ』というレベルでしかありません。
さらに興味深いのが個人ユーザーと法人ユーザーのWindows 11インストール率。マイクロソフトにとって重要な顧客であろう法人分野が伸び悩んでいることが分かります。
なお、このような結果となった背景にあるのが「そもそもワークステーションがWindows 11の自動アップグレード要件を満たしていない」という点。実に42.76%がCPU部分でつまずいています。
システム要件を満たしていない場合でも手動でインストールできるものの、今後の更新が保証されないなど不安定な側面もあるWindows 11。
要件を満たすパソコンに買い替えようにも半導体不足や急激な円安が立ちふさがってしまうため、スムーズな移行は当面期待できそうにありません。
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