「つながりにくい」ドコモが通信品質を年内に大幅改善へ、4G/5G基地局の増設や将来を見据えた先行投資も



「ひるやすみにつながらない」

一昔前では考えられなかったような回線品質の低下に見舞われているドコモが本気を出します。詳細は以下から。

(PDFファイル)NTTドコモの報道発表資料によると、同社は2023年12月までに通信品質改善に向けた取り組みを全国2000ヶ所以上で実施するそうです。

これはスマホの普及やSNSおよび動画視聴の利用に伴うデータトラヒック(通信量)の増大によって、通信しづらいなどの問題が起きているエリアを強化するためのもの。

駅や繁華街、住宅街といった「点」だけでなく乗降客数の多いJRや私鉄、地下鉄といった鉄道沿いの「線」を組み合わせた広範囲の対策を進めるほか、将来の需要も見据えて300億円の先行投資を行うとしています。

なお、対策の主な内容は以下の2つ。基地局の新設や基地局あたりのユーザー収容数が増える「MassiveMIMO」も活用するとのことで、『HD画質相当の動画を快適に視聴できる品質』を目安としています。

・既存基地局の活用
電波照射の角度調整・指向調整・出力調整、5G上り品質の更なる改善など

・基地局設備対策
5G/4G設備増設・新設、高度化されたMassive MIMO装置の導入など

2023年12月までに大半を済ませるという、かなり急ピッチで進められている各種対策。ドコモの焦りが垣間見えてくる内容です。

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