ソフトバンク版iPhone 5向けLTE、75Mbps対応エリアの人口カバー率はわずか1%

先日KDDIが「au 4G LTE」の広告について行政指導を受け、その中でiPhone 5向けLTEの75Mbps対応エリアの実人口カバー率が14%(Androidは96%)であることが判明しましたが、ソフトバンクモバイルがiPhone専用に提供している「Softbank 4G LTE」の75Mbps対応エリアは人口カバー率1%にとどまることが明らかになりました。

◆「Softbank 4G LTE」の75Mbps対応エリアは全国13市町、政令指定都市は仙台市のみ
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ソフトバンクモバイルの公式ページに掲載された「Softbank 4G LTE」のエリアマップによると、2013年5月23日現在、ページ下部に下り最大75Mbps対応エリアについて以下のような注意書きがあり、東名阪の主要都市を除いた全国13市町のみの展開であることが告知されています。

下り最大75Mbpsが使用できるエリアは以下の通りです。
宮城県仙台市青葉区の一部、宮城県仙台市太白区の一部、宮城県名取市の一部、埼玉県羽生市の一部、埼玉県加須市の一部、埼玉県久喜市の一部、大阪府岸和田市の一部、大阪府泉佐野市の一部、大阪府貝塚市の一部、福岡県久留米市の一部、福岡県三井郡大刀洗町の一部、福岡県小郡市の一部、福岡県朝倉市の一部

◆75Mbps対応エリアの人口は?
そこでBUZZAP編集部で各自治体公式ページに掲載されている、2013年5月23日現在の最新の人口情報を用いて、以下のように該当エリアの人口を算出してみたところ、合計は約157万人となりました。

宮城県仙台市青葉区(29万8664人)、宮城県仙台市太白区(22万4213人)、宮城県名取市(7万3601人)、埼玉県羽生市(5万6300人)、埼玉県加須市(11万6281人)、埼玉県久喜市(15万5550人)、大阪府岸和田市(19万8086人)、大阪府泉佐野市(10万2089人)、大阪府貝塚市(9万257人)、福岡県久留米市(12万6331人)、福岡県三井郡大刀洗町(1万5540人)、福岡県小郡市(5万9419人)、福岡県朝倉市(5万7117人)=合計157万3448人

◆75Mbps対応エリアの人口カバー率を計算してみた
そして上記の数字を元に、日本の総人口1億2779万9000万人(平成23年度、総務省統計局より)との割合を比較してみたところ、導き出されたSoftbank 4G LTEの75Mbps対応エリアの人口カバー率は1.23%に。

しかしながらソフトバンクがエリアを「○○市の一部」という表記にとどめていることや、前述の各市町が基本的に隣接している自治体ばかりであり、各市町の境界近くに基地局を設置すれば、それぞれの自治体がカバーエリアに含まれてしまう可能性を考慮すると、実際の人口カバー率が1.23%を下回ることは十分にありうる話です。

なお、ソフトバンクモバイルは4月25日に「Softbank 4G LTE」の実人口カバー率(全国を500m四方単位に区分けしたメッシュのうち、サービスエリアに該当するメッシュに含まれる人口の総人口に対する割合)が91%に到達したことを発表済み。携帯各社が用いる「実人口カバー率」と今回記事中で用いた「人口カバー率」は算出法が異なるため、簡単な比較はできないものの、75Mbpsエリアは決して広くないということになります。

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Softbank 4G LTEの75Mbps対応エリア、人口カバー率「1%」は不公平な数字なのか | BUZZAP!

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