KDDIが「au Wi-Fi」を大幅改善、自宅や職場のみでの自動接続も可能に


KDDIが公衆無線LANサービス「au Wi-Fi」を大きく改善しました。

今まではWi-FiをONにしていると余計なアクセスポイントに接続してしまい、ストレスが溜まることがありましたが、自宅や職場などよく使う場所のみでの自動接続も可能になります。



本日行われたau Wi-Fiのアップデート。新たに「おまかせWi-Fiモード(β)」が追加されました。

これはユーザーがWi-Fiをよく利用する自宅などの場所をアプリが学習し、最適なタイミングでスマートフォン本体のWi-Fi設定を切り替えるというもので、現在はLTEスマートフォン以外に対応。場所に応じて切り替える詳細な仕組みは明かされていませんが、基地局情報をベースに学習しているとのこと。

また、KDDIはau Wi-Fiの改善点を特設ページで公開中。つながりやすい5GHz帯に加え、従来の2倍の帯域を利用した「HT40」という規格を採用することで、最大150Mbpsの高速通信を実現。対応機種はLTEスマートフォンおよび「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」「HTC J ISW13HT」です。

Wi-Fi待機時のバッテリーの持ちも約2倍に。昨年4月に機種ごとへのアップデートで実現することが告知されていましたが、現時点で多くの機種がカバーされています。

3Gスマートフォンもソフトウェアの最適化によって接続開始時間が約半分に。LTEスマートフォンでは「EAP認証」を用いることでさらに高速かつ安全にau Wi-Fiに接続できます。

さらに歩行速度に合わせてWi-Fiの切り替えタイミングをチューニング。歩行中は多くのアクセスポイントに接続しようとするため、通信できないことがありますが、途切れを少なくすることが可能に。

従来のWi-Fiスポットはアクセスポイントからの距離が遠くなると通信が不安定になりますが、電波強度を最適化することで通信できるエリアと電波が届くエリアの差を調整。

このようにスマフォからの接続時間短縮とバッテリー消費改善、歩行速度に合わせたチューニングなどが施されており、ユーザーの使い勝手を改善してきた「au Wi-Fi」。

Wi-Fiを常時ONにするのは気が引ける……というユーザーも多いと思われますが、今回のアップデートによってさらなる使い勝手の向上を期待できるため、積極的に利用してみるのも良いのではないでしょうか。


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