下り最大40Mbps、上り最大15.6Mbpsの高速通信サービス「UQ WiMAX」や無料の公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」が大阪市営地下鉄で利用できるようになることが発表されました。なんと異例の4社による協力で実現しています。
UQコミュニケーションズ、KDDI、ケイ・オプティコム、及び、Wi2 4社協力による大阪市営地下鉄への公衆無線LAN及びWiMAX環境の整備について | UQ WiMAX - ワイヤレスブロードバンドで高速モバイルインターネット
KDDIとUQコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、ワイヤ・アンド・ワイヤレスのプレスリリースによると、大阪市営地下鉄の駅ホームやコンコースなどにおいて通信サービスの提供を協力して行い、2012年7月より順次サービスを提供するそうです。
利用できるサービスは「au Wi-Fi SPOT」「eoモバイル Wi-Fiスポット」「Wi2 300」「Wi2 300プレミアムプラン(仮称)」といった公衆無線LANおよび「UQ WiMAX」。
公衆無線LANは南港ポートタウン線「トレードセンター前駅」をはじめとした駅構内で2012年7月17日(火)から、UQ WiMAXは四つ橋線および中央線「本町駅」で、2012年8月27日(月)からサービス提供開始予定。今後は早ければ2013年度中に全路線に拡大するとしています。
ちなみに公衆無線LANサービスやWiMAXの整備においてKDDIと関係会社のUQコミュニケーションズやワイヤ・アンド・ワイヤレスが協力するのはよく見られる話ですが、そこに関西電力傘下のケイ・オプティコムが参加するのは異例のこと。
おそらく固定回線とセットで毎月の通信料金を1人あたり1480円割り引く「auスマートバリュー」の展開にあたってKDDIとケイ・オプティコムが提携したことを受けたものであると思われますが、ケイ・オプティコムは「eoモバイル Wi-Fiスポット」を3万ヵ所に展開する意向を表明していたことを考えると、両社の利害関係が一致した結果と考えることもできそうです。
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