最新のCPU、高画質なカメラ、高速通信……と、最新のギミックを詰め込みまくることでおなじみとなっている、富士通の「ARROWS」シリーズ。しかしながらこれまでの歴史を顧みると、「動作が安定しない」「手に持っただけで爆熱と分かる」など、決して順風満帆とはいえませんでした。
しかし本日、NTTドコモの2013年春モデルとして発表されたフルスペックの「ARROWS X F-02E」は今までのARROWSに対するイメージを変えるほどの完成度を実現しています。
「ARROWS X F-02E」本体。5インチフルHD(1920×1080)液晶や「Tegra 3(クアッドコア、1.7GHz)」、2GBメモリ、130万画素前面カメラなどを備えたAndroid 4.1スマートフォンで、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信といった国内向け機能や防水・防塵に対応。つながりやすいプラチナバンド(800MHz帯)でも使える下り最大100Mbps・上り最大37.5Mbpsの「Xi」をサポートしています。
背面には裏面照射型CMOS採用の1630万画素カメラ
上部にはmicroUSB端子とヘッドホン端子
バッテリー容量は前モデル「ARROWS V F-04E」同様、大容量の部類に入る2420mAh。
端末を手に持っている間は常時点灯することでブラウジングや電子書籍を読んでいる時などに消灯してイラッとさせられずに済む機能「持ってる間ON」や、テーブルなどに置いた際に自動的にスリープになる「水平時すぐにスリープ」に対応しています。
実際にざっと操作してみたところ。「ARROWS V F-04E」よりもCPUのクロック数が上昇し、フルHD解像度液晶を搭載したことで負荷が上がっているため、動作の安定性や排熱が気になるところでしたが、全く引っかかりを感じることはなく、快適かつ安定した動作を実現。他のスマートフォンと比べて熱いといったこともなく、「ここまで安定したか……」という気持ちになりました。
ARROWS X F-02Eをざっと触ってみた - YouTube
こちらは手書き検索を試してみたところ。精度は特に悪くありません。
ARROWS X F-02Eの手書き検索 - YouTube
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