ワイモバイル初となる新機種や新料金が一気に発表されました。
◆発表されたのはスマホ2機種、ルーター1機種、ケータイ4機種
・スマートフォン
STREAM S 302HW(8月1日発売)
DIGNO T 302KC(9月以降発売)
・モバイルルーター
Pocket WiFi 303HW(8月1日発売)
・ケータイ(PHS)
STOLA 301KC(8月1日発売)
BISINESTA 301JR(8月1日発売)
CRESTIA 402KC(10月以降発売)
LIBERIO 401KC(10月以降発売)
◆新料金プラン
従来のウィルコムのプランを引き継ぐ形の「ケータイプラン」、イー・モバイルのプランを引き継ぐ「Pocket WiFiプラン」、そして「スマホプラン」の3種類に。解説は以下から。
ワイモバイル新料金プランを徹底解説、スマホが通話定額付き月額2980円で「もう1台無料」は最大9回線に
◆各機種レビュー
ワイモバイル新機種「STREAM S 302HW」レビュー、Ascend P6ベースで高級感とリーズナブルを両立
防水・防塵・耐衝撃スマホ「DIGNO T 302KC」レビュー、「プチTORQUE」的な位置付けに
ウィルコムが消えても残るPHSの灯、「STOLA 301KC」「BISINESTA 301JR」「CRESTIA 402KC」「LIBERIO 401KC」怒濤の一括レビュー
◆発表会の様子
発表会場にはY!mobileロゴのオブジェが飾られていました。
発表会スタート。スマホを持っていない残り50%の層(レイトマジョリティ)に積極的にアピールするのがワイモバイルの戦略。PHS、Pocket WiFi、スマホの3本柱に。
通話定額サービスやデータ通信でで先行してきた強みを生かし、PHS端末・モバイルルーターなども引き続きリリース。
スマホは2機種展開
そして同社が武器とするのが料金。現状大手3社は驚くほど横並びですが、ワイモバイルは3つのプランから選べるように。
月間1GB通信でき、10分以内の通話が月300回利用できて2980円。さらに国内通話完全定額「スーパーだれとでも定額」も1000円で提供されます。サービスインは8月1日から。
さらにYahoo!JAPANとの連携も強化。「Yahooo!のサービスを利用するとマイルが溜まって翌月の通信量アップ」といったプランで、ユーザーの利用を促進します。
・質疑応答
東洋経済:
Yahoo!JAPAN連携はヘビーユーザー向けじゃないのか。資本がヤフーに移る話が無くなったのは?
寺尾:
ヘビーユーザーの方は自分でサービスを選んでいただける方だと思っていて、レイトマジョリティの方は使い方をオススメしていかないといけないと思っているため、パケットマイレージなどのサービスを作りました。まずはYahoo!のサービスに触っていただくことを目的としていますが、今後はさらに連携を深めていこうと思っております。
エリック・ガン:
資本関係が入るとガバナンスなどに影響する。そのあたりが原因ではないか。
フリーランス山口:
SIMフリーについて。今回の端末は?SIMロック解除についてどう考えているのか。端末はAndroidを中心にするという話だったが、Windows Phoneなどの端末は出すのか。SBMと相互補完するようなラインナップになる?
エリック・ガン:
今までイー・モバイルで発売された端末はSIMフリー。DIGNO TはSIMロックだが、STREAM SはSIMフリー。今後は海外でも使えるよう、SIMフリーを進めていきたい。現状はAndroidだが、他のプラットフォームなどは検討していきたい。
時事通信橋本:
新料金は内税?外税?総務省でグループの見直しが行われ、免許の申請が行えなくなりそうだが、4Gの戦略は?
エリック・ガン:
料金は税別です。話題となっている「4G」は3.5GHz帯の話で、グループ会社の申請は難しいのではないかという話だが、すでに700MHzを確保している。追加の1.7GHzが我々としては一番早く欲しい。お客さんが増えるとキャパシティが厳しくなる。
フリーランス佐野:
レイトマジョリティの獲得を目指すということだが、サポートはどうするのか。
寺尾:
レイトマジョリティの方へのサポートは充実していかないといけないと考えており、アプローチは2つあります。1つはイー・アクセス時代にPocket WiFiの接続設定などを行っていた「ワイドサポート」です。また、イー・アクセスとウィルコムを合わせて1000店舗程度のショップがあるため、リアル店舗でのサポートをしていこうと思っております。
毎日新聞横山:
家電量販店のSIM+スマホセットなどとの差別化はどうするのか。他の大手3社が結局は同じようなプランになっているのは、どのように分析すればいいのか。
エリック・ガン:
毎週行われるブレインストーミングの中でさまざまなサービスをチェックしており、我々は分かりやすいサービスを打ち出していきたいと考えています。3社とも同じになるのは非常に不思議。ブランド力と料金、サポート体制でお客さんを獲得できる。
寺尾:
ウィルコムの「だれとでも定額」時代から考えても、今回の料金は必要十分なものを兼ね備えていると思う。「SIMのみ」というのは非常に難しい商品となってきます。
プレスリリースは以下から。
ワイモバイル株式会社|携帯電話・モバイル通信・インターネット
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