2.1GHzの「au 4G LTE」が人口カバー率90%突破、800MHz(99%)に続いて整備を前倒し


「800MHz帯(プラチナバンド)」を中心に整備していたにもかかわらず、iPhone 5が対応する周波数帯を絞り込んだことを受け、auが苦渋を舐めさせられたことでも知られる「2.1GHz帯」を用いたLTEの人口カバー率が、ついに90%を突破しました。

これが本日行われた2015年3月期第1四半期決算発表で公表された、au 4G LTEのエリア整備状況。800MHz帯は99%、2.1GHz帯は90%を達成しています。

整備が進んだことで、世界文化遺産や自然遺産、観光地でもつながりやすくなりました。

ちなみにauとLTEネットワークで熾烈な争いを繰り広げているソフトバンクモバイルは現在、自社の2.1GHz帯とワイモバイルの1.7GHz帯(旧EMOBILE LTE)を組み合わせた「ダブルLTE」を展開していますが、1.7GHz帯は2014年3月末時点でも80%程度しか整備されていないのが現状です。

なお、2.1GHz帯の整備が進んだことで、800MHz帯と2.1GHz帯の2つの電波を組み合わせて通信を高速化・安定化させる「キャリアアグリゲーション」を利用できるエリアも広がるため、今後のさらなる整備に期待が高まります。

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