昨日は納豆の日でしたが、ネバネバ好きな人に断然オススメな夏の郷土料理があります。それが山形県発祥の、通称「山形のだし」。火を使わず栄養たっぷりなこの料理を作ってみました。
「山形のだし」、近年は東日本を中心にスーパーで売られているのを見かけるようにもなりました。ですが発祥の山形県では各家庭がそれぞれのレシピを持ち、自由自在にカスタマイズできる奥が深いものでした。
基本的に一切火を使わずに作れるという手軽さがあり、多種多様な生野菜を大量に食べられるという夏バテの季節にはありがたい一品です。簡単に言うとみじん切りにしたナスやきゅうりにオクラやがごめ昆布のネバネバ成分を足し、ミョウガやしそ、長ネギなどの香味野菜などで鮮烈な味わいを足したもので、冷やして頂きます。
食べ方としては白米や素麺、冷奴などに大量にかけてさらさらと流し込むのが主流。食欲が湧かない暑い日にはぴったりなのです。
使う材料はこんな感じ。教えていただいたレシピなのですが、入れるものは本当に家庭ごとに違いますし、味付けも変わりますのであくまで一例として。
きゅうり…1本
ナス…1本
茗荷…2つ
青ネギ…1本
生姜…1かけ
がごめ昆布…20g
※
塩…小さじ1杯
醤油…大さじ1杯
酢…大さじ1杯
まずはナスを切ります。ヘタを取り、厚み3mmくらいの細切りにしていきます。
そして切ったものをさらに3mmずつくらいのスティック状に切っていきます。
それを束ねてさらに3mm程度のサイコロ状に。この状態になったら色が変わらないように塩水につけておきます。
きゅうりも同じように3mm角になるように切ります。切ったものは大きめのボウルに。
続けて茗荷をみじん切り。これもボウルに入れましょう。
青ネギ(九条ねぎを使いました)を小口切りにしていきます。これもこのままボウルで構いません。
生姜は皮を剥いてみじん切りに。これはすりおろしても構いません。
がごめ昆布を20g、そのままボウルに入れます。
そして塩水にさらしていたナスの水を切りって※の調味料を入れ、後は混ぜるだけ。
少し混ぜるとネバネバになってきます。味をチェックしてみて、薄いようだったらお好みで少しずつ調味料を足してみてください。ご飯や素麺にかけることを考えると若干濃い目くらいでもよいかもしれません。
できたらタッパーに入れて冷蔵庫で寝かせます。そのまま食べても美味しいですが、半日ほどすると味が染みこんで更に美味しくなります。
がごめ昆布はいわゆる納豆昆布と呼ばれるネバネバする昆布。見つからなければオクラを使えば問題ありません。これ以外にも紫蘇や胡麻などピンときたものを入れてみるとたいてい美味しく食べられます。ポイントは大きさを揃えること。食感が断然良くなります。
そしてBUZZAP!として断然オススメしたい食べ方が「山形のだしTKG」。作り方は説明不要、白飯に山形のだしをどっさり載せ、その上に生卵を落とすだけです。お好みでほんの少し醤油を垂らしてもいいですが、後はしっかり混ぜてかっこむだけ。
アツアツご飯と冷えたの山形のだしに生卵というコンビネーションで食べることで、あくまでひんやり感に溢れるTKGをさらさらと流し込めるというもの。これは癖になりますのでぜひ試してみてください。
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