格安SIM初の完全通話定額サービス「NifMoでんわ」発表、ただし内容は微妙

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今年8月に格安SIM「もしもシークス」がプランに応じて3分、5分、10分の国内通話が一定回数定額になる通話定額プラン「かけたい放題」を発表しましたが、通話時間や回数に制限の無い完全通話定額を実現した新サービス「NifMoでんわ」が発表されました。

格安料金で定額通話を利用できることに胸を熱くした消費者も少なからずいるかと思われますが、内容は思いのほか微妙です。詳細は以下から。

これが本日から提供されることが発表された「NifMoでんわ」。格安SIM「NifMo」の基本料金に1300円を上乗せするだけで、固定電話や携帯電話(070、080、090)およびIP電話(050)への通話が定額に。緊急通報用番号(110、118、119)やフリーダイヤル、ナビダイヤルなど、一部発信できない番号もあります。


ここまでは大手携帯電話会社が提供する通話定額サービスと同じですが、問題なのはサービスの実現方法。

この図を見てもらえば分かりますが、一般的な交換機を用いた音声通話ではなく、「Skype」「LINE Out」などと同じIP電話で、海外のネットワークを利用して通話料を安くしているため、他社のIP電話同様、音質や遅延の問題が付きまとうほか、3分あたり1.5MB程度の通信量が発生します。


もちろん相手先に電話番号が通知できない(通知不可能)ないし非通知となる可能性も。


NifMoでんわを利用するための「NifMoでんわアプリ(Android版のみ提供中、iOS版は後日提供予定)」では対策として、相手にSMSで番号を通知する機能を搭載していますが、SMS送信時には1通3円の料金が発生します。



大手携帯電話会社のスマホ向け定額通話サービスの半額弱という価格で攻める形となった「NifMoでんわ」。しかしやはりIP電話には不自由な部分も多く、ある程度安かろう悪かろうとなってしまうことは避けられないようです。

なお、「通話の遅延もなく、相手先に電話番号の通知もしたい」というニーズに対しては、通話料が30秒10円になる「楽天でんわ」や、通話定額が3年間1480円になるソフトバンクの「ガラケーのりかえ割」といった選択肢もあるため、通話を重視するなら多角的に検討したほうが良さそうです。


ニフティ、MVNO初の月額定額電話“かけ放題”サービス「NifMo でんわ」提供開始 |ニュースリリース|ニフティ株式会社:ニフティとなら、きっとかなう。With Us, You Can.

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