格安スマホを提供する「U-mobile」が先日発表した、ソフトバンク回線の格安SIM「U-mobile SUPER」。
ドコモやau回線を用いた格安SIMが各キャリアの中古スマホを使えることを考えると、捨て値で売られている場合もあるソフトバンクのAndroidスマホやiPhoneを使えれば非常に魅力的なわけですが、はたしてどうなのでしょうか。詳細は以下から。
Buzzap!編集部でU-NEXTに「U-mobile SUPER」で利用できる端末について問い合わせてみたところ、同サービスで利用できる端末は「Y!mobileの動作端末に準じます」という回答でした。
なお、ワイモバイルの動作検証ページによると、動作確認が取れたキャリア版のスマホはドコモの一部モデルのみ。ワイモバイル契約者であってもソフトバンクの中古スマホは利用できないことが分かります。
また、SIMフリー版であればiPhoneも利用できるものの、2016年6月2日時点でSIMフリー版iPhone 5s/iPhone 6ではテザリングを利用できないとのこと。
「ドコモやau回線を利用した格安SIMのようにはいかない」という現実を、まざまざと見せつけられる形となった今回のU-mobile SUPER。ソフトバンク回線を利用した格安SIMを提供する事業者が少ない理由が分かったような気がしてなりません。
料金やサービス内容もワイモバイルと横並びな上、ワイモバイルにはデータ増量キャンペーンがあることを考えると、U-mobile SUPERを積極的に選ぶ理由を見つけづらいだけに、すでに展開中のドコモ回線を用いたサービスと組み合わせるなどのテコ入れが望まれます。
・関連記事
熊本地震でソフトバンクの携帯電話復旧に大幅な遅れ、格安SIMのほうがつながる事態に | BUZZAP!(バザップ!)
【日本発売決定】Zenfone 3シリーズまとめ、最上位のDeluxeはau回線にもフル対応 | BUZZAP!(バザップ!)
昼休みに遅くならない格安スマホ爆誕、mineoが新サービス「プレミアムコース」や通話定額導入へ | BUZZAP!(バザップ!)
格安SIMのDTI SIMが音声通話・データ使い放題発表、セットで月額わずか3000円台&iPhone 6sレンタルも | BUZZAP!(バザップ!)