【白ご飯の可能性をどこまでも追求してみよう】青の洞窟「蟹のトマトクリーム」編


白いご飯は万能。そう考える人の食のヒントとなるべく新企画をスタートします。

日本人にとって白ご飯は特別なもの。「コメ神話」という言い方をされることもありますが、かつては金銭の代わりに年貢として収められてきた歴史があり、第二次世界大戦を描いた映画「この世界の片隅に」でも白ご飯を食べる極めて印象的なシーンが出てきます。

飽食の時代と呼ばれる繁栄を経る中で日本人の食生活は極めて幅広く豊かなものになりました。パンや麺類のバリエーションの広さや奥深さは改めて語るまでもありませんし、玄米や、麦飯・五穀米などの「白くないご飯」も健康志向に伴って人気となっています。

それでもやはり、白ご飯は永遠のスタンダードであり、帰る場所だと考えている日本人は少なくないでしょう。

そして白ご飯の持つ海のように広く深いキャパシティに関しては、それぞれが自分の人生の中で一家言を持っているのではないでしょうか?何を掛けたら、何と一緒に食べたら最高に白ご飯が美味しくなるのか、夜が明けるまで語り続けられる人も多いことでしょう。

ですが、そうした想像力が必ずしも無限に飛べる翼を持っているわけではありません。今では当たり前のように食べられているアボカド入りのカリフォルニアロールも、ココナツミルクの香るタイカレーも、始めは邪道な異端であると考える人も少なくなかったのです。

ではそんな常識の枠を少しだけ超えて新しい白ご飯の可能性を探ってみようというのが「『知ってる』の一歩外側へ」を目指すBUZZAP!の新企画「白ご飯の可能性をどこまでも追求してみよう」なのです。

◆青の洞窟「蟹のトマトクリーム」
まず最初にBUZZAP!取材班が目を付けたのはパスタソース。コンビニやスーパーでは袋入りのカレーの近くに同じような形をして並んでいるこれらのソース、パスタにかけて美味しいなら白ご飯にかけても不味いわけがないのではないかと考えたのが大きなきっかけです。

そしてBUZZAP!取材班がまず選んだのが青の洞窟シリーズの「蟹のトマトクリーム」ソースです。ボロネーゼ辺りだとさすがにある程度味が想像できてしまいますが、トマトクリームソースと白ご飯の組み合わせはなかなか試す機会はありません。

ルールとして自らに科したのは「温めてかけるだけにする」ということ。手を加えればいくらでも美味しくできてしまいますが、それだと目的からズレてしまうため、アレンジ案はあくまで作った後にアイディアとして示すに留めます。べ、別に面倒くさいからじゃないんだからね…///

ということで、調理とも言えない温めるだけの行程を始めましょう。

お湯に入れて数分間ゆっくりくつくつと温めるのみ。ちょっとこれ楽すぎる気もしますが、まあいいでしょう。

器にご飯を盛ります。1人前140gなので大盛りにはしません。

かけてみました。シンプルです。

というか、具がない!それはパスタソースなのでカレーとは違いますが、静かな湖の湖面を眺めるかのようなフラットさです。

食べてみると当然ながらふわっと蟹の香りが口の中に広がります。包み込むトマトクリームソースはほんのりと酸味がありながらもキツさはなく、するすると食べることができます。

問題点としては、パスタソースなので当然ですがやはり具がないことによる物足りなさでしょうか。そして食べ続けると終盤に若干白ご飯にソースが勝ってしまう瞬間がある事。これを踏まえてアレンジを考えてみましょう。

◆実際に食べる時のアレンジ案
既に蟹の風味がしっかり効いているので、エビや鶏肉などを無理に加える必要はなさそうです。むしろアスパラガスやブロッコリー、今であればふかした新ジャガイモなどの季節の野菜を合わせるとかなり合いそうです。

その場合はそれぞれの具材を茹でておき、温めたパスタソースとさっくり混ぜ合わせるくらいがよさそう。パルメザンチーズを混ぜ込むようにしてもいいかもしれません。

そしてもうひとつオススメなのがドリアです。ホワイトソースで作るのが一般的ですが、上記のようにお好みの具材を混ぜ合わせ、耐熱皿に盛ったバターライスにかけて上からチーズをかけてオーブンで7~8分といったところでしょうか。

ということで、白ご飯にはまだまだ美味しい食べ方のフロンティアが残されている事は確信に変わりました。不定期で今後も連載していきますのでお楽しみに!

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