先ほど2020年7月末でのサービス終了が告知されたPHS。
サービス終了にあたってワイモバイルがまとめたページが、PHSの歴史を振り返ることができるものとなっています。詳細は以下から。
これが先ほど公開されたワイモバイルPHS終了に関するページ。サービスの提供が打ち切られるプランや端末をまとめたものです。
PHSサービス情報|全てのPHS向け料金プランの終了について|安心してご利用いただくために|サポート|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで
まずはサービス提供が終了する料金プラン。PHS同士通話無料を打ち出した「ウィルコム定額プラン(2005年)」はもちろん、DDIポケットが文字電話向けに提供していた「コミコミメール/ベツベツメール(1999年)」までもがラインナップされていて、時代を感じざるを得ません……
機種一覧。最後のPHS端末となった「Heart」に固定回線とPHS対応の防災端末「イエデンワ2」、PHSの新しい使い方を提示した「迷惑電話チェッカー」、PHSと3G、AXGPのハイブリッドスマホ「DIGNO DUAL 2」に初の国産スマホ「W-ZERO3」シリーズ、カラーパターンが39通りもある「iiro」が混ざっています。
3Gモバイルルーターになる「PORTUS」やモバイルバッテリーになる「ENERUS」、Bluetoothでスマホと連携する「SOCIUS」、短冊を意識したシンプルな音声端末「STOLA」、「ストラップフォン」など、ソフトバンクによるウィルコム買収で「PHSの新たな使い方」を模索していた時代のモデルたち。
かわいいカラバリ展開で間違いなく一時期のウィルコムの顔だった「HONEY BEE」や、"京ぽん2"こと「WX310K」などなど。思い入れがある人は決して少なくなさそうです。
DDIポケット時代の端末が増えてきました。"味ぽん"こと「AH-J3001V」、"京ぽん"こと「AH-K3001V」など、大手各社がフルブラウザでコンテンツを閲覧する際に追加料金を取っていた中、追加料金なしでネットを楽しめたことで人気を集めた「AIR-EDGE PHONE」は、間違いなく筆者の青春でした。
懐かしのデータ端末たち。コンパクトフラッシュ型のカードをPDAに挿して使っていた人も結構いたのではないでしょうか。
そして最後に通信モジュールを一体化した「W-SIM」や、革新的なコンセプトとは裏腹にスペックとOSが厳しかった「WILLCOM D4」、ノートパソコンたち。
2020年7月末のサービス終了で25年の歴史に幕を下ろすことになったDDIポケット、ウィルコム、ワイモバイルのPHS。
端末の並びに不満が多少あるものの、PHSの歴史をまとめた上記のページはただただ素晴らしいとしか言いようがありません。
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