「サッカーは無観客試合だと荒れにくい」新型コロナのパンデミックで実証されてしまう



新型コロナのパンデミックによる、各種スポーツでの無観客試合による開催から興味深い事実が明らかにされました。詳細は以下から。

サッカーのサポーターは「12人目の選手」と呼ばれるほど、観客席で声援を送る観客の存在は大きいものと考えられています。


ですが、それには試合を荒れさせる負の側面も同様にあったことがHumanities and Social Sciences Communicationsに発表された研究により明らかになりました。

2020年は新型コロナのパンデミックにより、感染者の多かった欧米を中心に各種スポーツが無観客試合で開催されることになりました。

オーストリアのザルツブルク大学のMichael Leitner博士は、レッドブル・ザルツブルクの戦った10の無観客試合での選手や監督らスタッフから相手チームや審判への抗議の回数を計測。

その数を観客の入った前シーズンの10試合での抗議の回数と比較したところ、大きな違いが見つかりました。


まず、サポーターのいない無観客試合では「感情的になる状況」が19.5%減少し、それぞれの状況の継続時間も短くなりました。

加えて前シーズンでは選手と審判の口論など、およそ40%で審判がこうした状況に巻き込まれていましたが、それが無観客試合では25%まで減少しました。さらにファウルもわずかに減り、イエローカードとレッドカードは大幅に減っています。

一方で、相手チームの選手に手を貸すといった良い方面でのスポーツマンシップは増加しました。これはもちろんパンデミックで多方面でストレスの多い状況を生き延びているという仲間意識が関係する可能性も大いにありそうです。

観客の声援が選手を鼓舞し、その選手の活躍がさらに観客を熱狂させるというスパイラルこそがスポーツ観戦の大きな醍醐味であることは間違いありません。


ですが、サッカーでフーリガンと呼ばれるような危険行為排外的な言動を行う攻撃的な観客が問題となっていることも事実。スポーツファンが選手や試合に対してどのように関わってゆくのがよいのか、考えるひとつのきっかけになりそうです。

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