ゴッホが人生の最期、自らを撃ち抜いた「芸術史上最も有名な銃」



自らの耳を切り落としたエピソードを持つゴッホですが、その最期を飾ったのは拳銃でした。詳細は以下から。

世界で最も有名な画家のひとりとしても名前の挙がるフィンセント・ファン・ゴッホ。浮世絵を愛したことから日本でも広く知られています。

(Photos by Wikipedia

そんなゴッホは激しい気性であることでも知られ、1888年のアルルの「黄色い家」でのポール・ゴーギャンとの共同生活は2ヶ月あまりで喧嘩別れとなり、その後あの「耳切り事件」を起こします。

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精神的に不安定になったゴッホはその後サン=レミでの1年間の療養生活を送り、傑作「星月夜」を制作。その後人生最後の地となるオーヴェル=シュル=オワーズの農村で過ごします。

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そして1890年7月27日、ゴッホは絵を描いていた村の麦畑か納屋で、自らの胸をこの銃で撃ち抜いたとされます。


目撃者はなく、ゴッホはその後自ら宿泊所まで歩いて帰ってきました。弾丸は助骨に当たり、内臓を傷つけずに背骨で止まったと考えられています。ですがその後、弾創の感染症により、30時間後の7月29日に死去しました。

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この銃は7ミリ口径のルフォーショーのリボルバーで、2019年6月19日にパリのオークションハウスDrouotで「芸術史上最も有名な銃」として出品されました。


これは1960年にオーヴェル=シュル=オワーズの農民に発見されたもの。目撃者がいないため、本当にゴッホが自殺に用いたのかを確認するのは不可能ですが、匿名のバイヤーが予測の3倍以上の約2000万円で落札。

銃の引き金は引かれた状態のままで、ゴッホが自らを撃って落としたままの状態だとされています。

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