100年以上昔に作られた世界最古のDJシステム

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DJの歴史についてはジャンルにもよって諸説ありますが、1970年代とされるのが一般的。ですが、明らかにDJシステムと呼べるものがそれより60年も前に存在していました。

Dangerous Minds The oldest DJ set-up in the world, 1910

これが1910年にフランス人技師Leon Gaumontによって公開された「THE GAUMONT CHRONOPHONE SYSTEM」。2台のターンテーブルが蓄音機に接続されています。


しかもこれにはDJミキサーのクロスフェーダーに当たる装置が付いており、2枚のレコードから出る音楽をミックスすることが可能となっています。


なぜそんなものがこの時代にあるのでしょうか?理由は映画です。この時代はサイレントと呼ばれる無声映画からトーキーと呼ばれる発声映画への移行期に当たります。サウンドカメラと呼ばれる映像と音声を一つのフィルムに記録する技術ができる前は映像と音声は別々に再生されていました。


そのため映像と音声の同期が難しく、トーキーはまだ実験的な段階にありました。特に、当時音声はアナログレコードを用いて再生されていたため、レコードの再生時間に音声が制限されていました。その制限を取り払い、よりスムーズに映画の音声を映像に合わせてミックスするために用いられたアイディアのひとつがこの「THE GAUMONT CHRONOPHONE SYSTEM」となります。

なお、エアコンプレッサーを使ったアンプを内蔵しており、4000人クラスのホールで使用できるほどの音量を誇ったとのこと。熟練した技術者がスムーズに途切れなく映像に音楽を合わせていくという光景が現在のDJとVJの関係から見ると逆転しているのも面白いところです。

更に詳しい説明は以下のサイト(英語)から。

The Auxetophone.

いったいここからどんな音が鳴り響いたのか非常に気になります。一度超有名DJにこれでプレイしてもらいたいものですね。

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