2012年6月の純増数でUQ WiMAXがソフトバンクを抜いて単独でトップに躍り出たことが明らかになりました。
また、グループ別のカウントでもKDDI陣営がソフトバンク陣営を3ヶ月連続で抜いています。
詳細は以下の通り。
◆2012年6月度もKDDI陣営が純増トップ
契約数月次データ : 携帯電話等契約数 | 企業情報 | NTTドコモ
移動通信サービス月次契約データ | データ集 | KDDI株式会社
月次契約数データ | ソフトバンクモバイル株式会社
WILLCOM|加入者情報
2012年6月 月次契約数|お知らせ|Wireless City Planning 株式会社
携帯電話各社の契約者情報ページによると、2012年6月度の純増数は以下。単独で見るとUQコミュニケーションズが首位となっています。
NTTドコモ…1万1300
KDDI…12万6500
UQコミュニケーションズ…24万5200
ソフトバンクモバイル…22万2300
ウィルコム…6万4000
ワイヤレスシティプランニング…4万1100
UQコミュニケーションズはKDDIの関連会社、そしてウィルコムおよびワイヤレスシティプランニングはソフトバンクの子会社およびグループ会社であるため、グループ全体の契約数を合算した上で各陣営を比較すると以下となり、2012年4月度、5月度に続いて6月度もKDDI陣営がトップということに。
NTTドコモ…1万1300
KDDI…37万1700
ソフトバンク…32万7400
◆特筆すべきはKDDI本体の2倍近い順増数を獲得したUQコミュニケーションズ
ウィルコムのスマートフォン「DIGNO DUAL WX04K」やワイヤレスシティプランニングの回線を利用した次世代高速通信サービス「Softbank 4G」のように、「1回線契約するとソフトバンクの3G回線も同時に契約したことになり、グループ全体で2純増」……という手法を採用することで契約者数を上積みしているソフトバンク陣営。
そしてKDDI陣営も同様の仕組みをWiMAXと3G回線の両方を利用できるスマートフォンやモバイルルーターで推進しているわけですが、今回特筆すべきはUQコミュニケーションズの純増がKDDI本体の2倍近いという点。
ちなみにKDDI本体の純増数には「iPhone 4S」や「Windows Phone IS12T」に加え、人気モデル「Xperia acro HD」をはじめとしたミドルレンジ~エントリークラスのAndroidスマートフォンなどのWiMAX非対応モデルやフィーチャーフォン契約者が一定数含まれているため、KDDI本体の純増数がそのままUQコミュニケーションズの純増数ではない……という点に注意が必要です。
つまりUQコミュニケーションズの純増数の背景には、自社の努力による契約獲得はもちろん、KDDIユーザーがWiMAX対応スマートフォンなどを新規契約・あるいは機種変更していることなどがあると考えられます。
なお、UQコミュニケーションズが発表した契約者および純増数の推移はこんな感じ。おそらく7月中に300万契約を突破することになると思われます。
それはそうと、純増数がわずか1万1300にとどまるなど、「1人負け」の様相を呈しているNTTドコモは大丈夫なのでしょうか……?
・関連記事
UQ WiMAX・Xi・EMOBILE LTE・Softbank 4G徹底比較、本当に選ぶべきは「業界最速」ではない | BUZZAP!(バザップ!)
WiMAX vs LTEを競馬で再現、杉本清氏起用の「UQ WiMAX」プロモーション動画が面白すぎる | BUZZAP!(バザップ!)
エリア拡大でUQ WiMAXの人口カバー率が90%を突破、全国主要都市では99%に | BUZZAP!(バザップ!)
後悔しないスマートフォンの選び方 2012年夏モデル編 | BUZZAP!(バザップ!)
「iPhone 5(仮)」は2012年秋発売でほぼ確定か、鍵となるのは「iOS 6」と「LTE」 | BUZZAP!(バザップ!)
iPhone 4Sのメール機能比較、au版がソフトバンク版を圧倒する結果に | BUZZAP!(バザップ!)
ソフトバンクの「PhotoVision(フォトビジョン)」が基本使用料無料に、契約増にブーストも | BUZZAP!(バザップ!)