5.2インチフルHDの有機ELをジャパンディスプレイが試作、液晶に続いて量産を模索



日立、東芝、ソニーの3社が中小型液晶ディスプレイ製造部門を統合して作られたジャパンディスプレイが有機ELの試作に乗り出すことが発表されました。



ニュース&イベント:ニュースリリース|株式会社ジャパンディスプレイ

ジャパンディスプレイのプレスリリースによると、同社は5.2インチでフルHD(1920×1080)解像度を実現した高精細(423ppi)な有機ELディスプレイの開発に成功しています。

これはスマートフォンなどのモバイル用液晶ディスプレイでフルHDが主流になりつつあることを受けて開発を進めていたもので、高精細LTPS技術と白色有機EL技術、駆動技術などの各種要素技術を導入。

これが新型有機ELディスプレイ。白色有機ELとカラーフィルタを用い、赤、緑、青と高輝度化に寄与する白の4つのサブピクセルによるRGBW方式の画素構成を採用することで、高画質でリアルなフルハイビジョン表示を可能にしたとのこと。


なお、同社は石川工場内に月間4000枚規模の少量生産が可能なパイロットラインを敷設することを決定。2013年度末から設備を搬入し、2014年春に稼働する予定で、同ラインで開発試作を行うとともに、有機ELディスプレイの量産化に向けて材料、設備などの検証を進めていくとしています。


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