iPhone 5の苦戦が顕著、LTE/4Gエリア化率や通信速度でNTTドコモがトップに

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全国約1800ヶ所を対象に行った、LTEおよび4Gエリアカバー率や通信速度の調査で、NTTドコモが一躍トップに躍り出たことが明らかになりました。

また、iPhone 5はAndroidと比較して大きく苦戦しており、「LTEを高速・快適に使いたいならNTTドコモかKDDIのAndroid」という図式が顕著になりつつあります。



全国約1800個所大規模「第2回全国LTE/4Gエリア調査」| ニュースリリース | 日経BPコンサルティング

日経BPコンサルティングが行った「第2回全国LTE/4Gエリア調査」では、3月に行われた1000ヶ所に「ウォーターパーク・海水浴場」「道の駅」、展望施設のある「高層ビル・タワー」などを加えた全国1793ヶ所を対象でのNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルのLTE/4Gエリア化率、通信速度の実態が公開されています。

今回調査に用いられた機種はNTTドコモ「Xperia A」、KDDI「iPhone5」「HTC J One」、ソフトバンクモバイル「iPhone5」「AQUOS PHONE Xx」の5機種で、それぞれが利用できる高速通信および周波数帯は以下の通り。基本的に800MHz帯→1.5GHz帯→1.7GHz帯→2.1GHz帯→2.5GHz帯の順番で建物の中などに弱く、つながりにくくなります。

Xperia A(NTTドコモ):800MHz、1.5GHz、2.1GHzのLTE
iPhone 5(KDDI):2.1GHzのLTE
HTC J One(KDDI):800MHz、1.5GHz、2.1GHzのLTE
iPhone 5(ソフトバンク):1.7GHz、2.1GHzのLTE
AQUOS PHONE Xx(ソフトバンク):2.5GHzのAXGP

まずはエリア化率。NTTドコモが98.6%、KDDIのAndroidが97.8%とツートップ状態に。その後はソフトバンクのiPhone 5(93.9%)、KDDIのiPhone 5(84.4%)、ソフトバンクのAndroid(80.4%)と続きますが、いずれも大きく伸びています。


続いてはダウンロード速度。昨年冬から新たに展開されている800MHz、1.5GHz帯エリアが貢献してか、NTTドコモが前回調査より大きく速度を伸ばし、下り最大25Mbpsでトップに。KDDIのAndroid(21.77Mbps)、ソフトバンクのAndroid(21.36Mbps)と好成績が続きますが、iPhone 5はKDDI版が12.37Mbps、ソフトバンク版が11.87Mbpsと振るわない結果となりました。


そしてアップロード速度はKDDIのAndroidが10.20Mbpsでトップに。ソフトバンク版iPhone 5も8.23Mbpsと善戦していますが、同じソフトバンクのAndroidはわずか3.11Mbps。これはAXGPの規格上の上り速度が10Mbpsしか無いことによるものです。


最後に全体エリア化率を含めた一覧。最も4Gのエリア化率が低かったソフトバンクのAndroidまでもが全体エリア化率98~100%となっているのは、いずれの会社もつながりやすい「プラチナバンドの3G」を利用できるためです。


ちなみにiPhone 5がNTTドコモやKDDIのAndroidと比較してエリアや速度で苦戦するのは、かねてから記事化している通り、iPhone 5が日本国内で展開されているLTEサービスの一部しかサポートできないことによるもの。

言い換えれば同じグローバルメーカーであるにもかかわらず、日本市場の電波状況に合わせたモデルを展開しているHTCやソニー製端末のほうが快適にLTEを利用できるというわけですが、iPhone 5S以降ではこの状況は改善されるのでしょうか。

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