5Gインフラの整備競争で中国が圧倒的リードを見せています。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、中国の工業情報化部(日本で言うところの省)代表の肖亜慶氏が同国の5G基地局が99万3000局に達したことを明かしたそうです。
これは世界全体の5G基地局の70%以上を占めていた2020年末時点(71万8000局)を大きく上回るもの。
すでに同国での5Gスマホの接続数は3億9200万を超えており、2021年1~7月の販売台数は1億5000万台。価格競争も進んで1000人民元(約1万7000円)以下のモデルまで出回っているのが現状です。
また、非常に興味深いのがテレビやラジオ、CATVを5Gに統合し強化する方針という点。「5Gラジオ」「5Gテレビ」の開発まで表明されています。
今年6月にドコモの5G基地局が1万局を超えたばかりということを考えると、「次元が違う」としか言いようがない中国の5Gインフラ整備速度。
インフラ整備が早く進めば進むほど、5Gの高速・大容量通信を生かした各種サービスの研究開発や普及が進むため、そう遠くない未来に中国発のサービスが世界を席巻する可能性すらあります。
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