有機ELディスプレイの弱点を改善、LGが大画面なのに輝度や省電力に寿命も向上の「マイクロレンズアレイ」技術採用パネル発売へ


近い将来、新技術を採用したディスプレイが市場にお目見えするかもしれません。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、LGは、明るさと消費電力を改善する「マイクロレンズアレイ(MLA)」技術を備えた77インチ8Kの有機ELディスプレイを2024年に発売するそうです。

MLA技術とは、レンズで光の軌道を曲げることで効率を高め、輝度をさらに向上させるというもの。

さらに有機ELディスプレイに重水素置換技術を適用したことで、輝度が従来の限界だった800ニトから1000ニト以上に上昇し、さらにディスプレイ自体の寿命も延びたとのこと。

本来、有機ELディスプレイは高輝度すぎると熱で有機物質が焼けてしまうため、800ニトほどの明るさが限界とされ、大型ディスプレイにおいては液晶のHDR(ハイダイナミックレンジ)技術などに劣るとされていました。

しかしそこが解消されることで、大画面なのに高精細な有機ELディスプレイが誕生するかもしれません。

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