【サムソン高橋特別寄稿】渋谷のど真ん中を行進する色とりどりの人々やフロートに胸熱、東京レインボープライド2016写真日記その4

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パレード当日、レインボープライド会場内を女装を撮影し、イケメンの後を付けまわし、スポンサーとして展示されてたアルファロメオの車体にギザ10で傷をつけようとして通報されるなどしていたら、うっかりパレードの先陣はもうとうに出発してしまっていた。

◆レインボープライドのメインイベント・レインボーパレード
プギャーーー!と叫びながらあわてふためいて駆け巡るが、そういやどこで出発するのかぜんぜん知らなかった。もう一度運営本部ブースに戻って尋ねると、NHKのあるけやき並木かららしい。なんでもプレス用にパレード前の写真撮影もあったみたいだが、プレス用の資料などガン無視してた私は知らなかった。

パレード実行委員は事前にベッドの中で熱いコーヒーを飲みながらピロートークで私に取材説明をするなど気をきかせてほしいものだ。来年のレインボープライドに向けての最重要課題だ。

とりあえずけやき並木まで行って出陣を待つ人たちを撮り、もうすでに出発しているフロートに追いつこうと渋谷の街を行く。

無職で貧乏でブサイクでも?

けやき並木でこれからの出陣を待機中の人たち


パルコの前を通る女装とGOGOを満載したフロート。そしてパレードの歴史上初めて今年から許された、渋谷駅前のスクランブル交差点での行進。渋谷の街のど真ん中を行くカラフルな人たち。

女装とGOGOが渋谷の街を行く

休業前のパルコと女装の貴重な2ショット

ベスト撮影ポイントを探しながら私はスクランブル交差点からしばらく眺めたのだが、あの日本有数の雑踏の中を色とりどりなフロートや人々が歩いているのを見ると、そして何も知らない歩行者が不思議な表情で眺めたり携帯のカメラに収めているのを見ると、なんだか多少は胸が熱くなってくる。長年パレードにかかわってきた参加者や運営の人の感慨はいかほどだろう。

沿道に手を振る参加者。パレードを歩く人は見物人とはまた違うレベルで楽しそう


Get in touchのフロートには東ちづるが参加してたようだが発見できず。無念

地味なフロートで好感。でもpolyamory(複数恋愛)なんだステキ

いろんな主張を持ちながら


でもLGBTファイナンスってことは金融機関だよね? 無職で貧乏でも受け入れてくれる? 就職先かパトロン斡旋して!

宿敵OUT IN JAPANのフロートが来たのでしばらく張り付くことにした


昨日のステージを見逃した昭和の場末女装・ちあきホイみとグッド・エイジング・エールズ代表松中権。犬のアクセサリー感すごい

本日の女装ベストショット

この格好はひょっとして戸川昌子女史への追悼リスペクト?

私以外にもOUT IN JAPANフロートに張り付いていた心強い方。来年は一緒にシャイニー撲滅フロートを出そうよ!(泥付きのリヤカーと研ナオコのBGMで)

プライドパレードマスコットキャラ・トビーとゆかいな仲間たち

お祭り騒ぎだけじゃないHIV啓蒙フロート

日本のゲイで最初期にHIVを公表して啓蒙活動を続けてきたレジェンドの長谷川博史/ピンクベア氏(編注:2大ゲイ雑誌「Badi」「G-men」創刊に携わった人物でもあります)を発見!久しぶりの再会に思わず熱いハグとディープキッスをする私たちに、周囲の人々は「アチチだ!コニタンとユッコは、アチチだ!」というコール

本日もエスムラルダ嬢をきれいに撮影してしまった。無念

キャラの強い方々の中で地味目な主張に好感を抱く

「あ!噂のしばき隊だ!」と思ったら違ってたようです。主張にスタイリッシュさを入れると排他性が高まるような気が(昔のG-menフロートを見ての教訓)

まあでも盛り上がってた感はある

ビアンフロートはドライバーも女性なのね

レインボーの旗がきれいでした





FTMフロートも

初夏を思わせる陽気で、顔と半袖の腕と頭皮がジリジリと焼けてくるのがわかる。それまでのLGBTパレードはお盆休みに開催されていて、ゴールデンウィークのパレードを私は初めて見たわけだが、ここで改めて以前のように8月じゃなくてこの時期にパレードを行うことの意味を知った。

真夏だったらご高齢の方や親子連れの子供なんかは簡単に熱中症にかかってしまうだろう。今回のパレードにはお年寄りや子供連れ、家族連れの姿も多いのだった。

前半のフロートは見逃してしまったが、5月の快適な陽気の中、様々な老若男女が渋谷の街を歩くのを見守る私でした(カップルにはいちいち呪いをかけながら)。

カップルには「幸せな人生を送った後に寿命がきて死ね」と呪いを送ったので覚悟しといてください

(文/写真 サムソン高橋)

・サムソン高橋(@samsontakahashi)
ゲイ雑誌「SAMSON」編集部出身のゲイライター。ゲイ雑誌「G-men」などで世界のハッテン場を探訪したコラム「ALWAYS UNPROUD」などを連載後、同じくSAMSON出身でG-menでも連載していた漫画家・熊田プウ助と「世界一周ホモのたび」シリーズ(ぶんか社)などを刊行中。

世界一周ホモのたび 狂
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サムソン高橋 熊田 プウ助
ぶんか社

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