楽天モバイルが4928億円の赤字、前年を大きく超え過去最大の損失に



楽天グループが2022年通期・第4四半期決算説明会を実施、楽天モバイルの戦略発表を行いました。詳細は以下から。

楽天グループが行った2022年通期・第4四半期決算説明会によると、同社モバイル部門の連結会計年度における累計の営業損失が4928億円に達すると発表しました。


モバイル部門においては、計画を前倒して自社基地局の整備に先行投資。また「1GBまで無料」キャンペーンの終了に伴い課金ユーザーが増えたほか、端末販売の増加も売上収益の増加に貢献したとしています。

他方で、減価償却費等のネットワーク関連費用も増加。その結果、売上収益は3687億円(前年度比62.0%増)となった一方、セグメント損失は4928億円(前年度は4212億円の損失)となったとのこと。

なおこの損失はモバイル部門で過去最大のほか、楽天グループ全体で見ても最終損益が3728億円(前年度期1338億円)と4期連続の最終赤字となり、赤字幅は過去最大に。

また費用面については、今後は自社ネットワークの拡大に伴い設備費用もさらに増加する見込み。しかしパートナー回線のローミング費用の減少のほか、基地局の設備投資が一巡するとも想定されています。


今後はプラチナバンドの獲得と「SpaceMobile」整備に努め、引き続きネットワーク品質の向上に取り組むことで、顧客満足度を高め一層の契約者獲得を目指すとしています。

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