「HTC J butterfly」を超える「HTC M7」登場か、フルHDのWindows Phone 8端末は登場せず



国内初となるフルHD液晶にクアッドコアCPU、Android 4.1……と先進のスペックを兼ね備えた「HTC J butterfly」が先日発売されましたが、同モデルを超える「HTC M7」と呼ばれるAndroidスマートフォンが登場する可能性があることが明らかになりました。

また、フルHDディスプレイ搭載のWindows Phone 8端末が登場しない見通しであることも合わせて判明しています。



HTC M7, successor to the One X, detailed: 4.7-inch 1080p, Sense 5, much more >> Unwired View

海外のIT系ニュースサイト「Unwired View」の報道によると、2013年に行われる「Mobile World Congress」において、「HTC M7」と呼ばれるスマートフォンがアメリカのVerizonとSprint向け端末として発表される見通しであることが関係者によって明かされたそうです。

同モデルは4.7インチのフルHD(1920×1080)液晶を備えることで、iPhone 5を40%上回る468PPIの超高精細さを実現。クアルコムのクアッドコアCPU(1.7GHz)や2GB RAM、32GBフラッシュメモリを備えたAndroidスマートフォンになるとされており、フロントカメラでもフルHD動画を撮影できる見通し。

リークされたスペック。LTEやDC-HSDPAに加え、最新の無線LAN規格「IEEE 802.11ac」をサポートしており、背面カメラは1300万画素のHDR対応。ちなみに2013年1月にはソニーが暗いところでもさらにキレイに撮れる新型CMOSセンサー「Exmor RS」を出荷予定であるため、搭載が期待されます。


あくまで業界関係者による情報でしかないため、正式発表が待たれるところですが、「HTC J butterfly」の北米版「DROID DNA」がリリースされたように、日本版「HTC M7」が登場することになるのかどうかについても注目が集まりそうです。

HTC Said to Halt Larger Windows Phone on Display Resolution - Bloomberg

また、2013年にはAndroidスマートフォンが続々とフルHD液晶搭載になるとみられていますが、Bloomberg社の報道ではAndroidの対抗馬となるWindows Phone 8スマートフォンに同様のディスプレイは搭載されないことをHTCの関係者がコメント。

これはWindows Phone 8がHD(1280×720)よりわずかに大きい1280×768までの解像度しかサポートしていないことを受けたもので、ディスプレイだけでなく使用できるプロセッサもマイクロソフトによって制限されているとのこと。このためAndroidとWindows Phoneで最先端のスペック競争が起きることは当面無さそうです。

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