Appleの国内シェアが通年で1位になったという衝撃的な発表が行われました。
スマートフォン専業メーカーであるにもかかわらず2012年度のシェア2位に上りつめていたことを考えるとあまり驚くべきことではありませんが、どうやらAppleの1社独占状態となったわけではないようです。
Apple is the No.1 handset maker in Japan now - counterpoint research
調査会社「Counterpoint Research」のレポートによると、Appleが2012年第4四半期にシェア16%、2012年通年でシェア15%を獲得して国内1位となり、競合となるシャープと富士通の通年シェアは14%に落ち込んだそうです。
また、日本市場にはSamsungやLG電子、HTC、Motorola、Huawei、ZTEなどの海外メーカーも参入していますが、Appleと合わせたシェアは第4四半期に初めて50%を超え、中でもHuaweiは売り上げが3倍になったとのこと。
ちなみに調査会社「MM総研」による2011年度の国内シェアでは富士通とシャープ、Appleで5割強を占める結果となっていましたが、今回のレポートでは上位3社のシェアが43%にまで低下したことになるため、日本市場は1社独占状態となったわけではなく、依然として群雄割拠が続いているということに。
なお、海外メーカー各社は高い開発力を駆使して最新の通信サービスやフルHD液晶、CPUなどをいち早く搭載しており、HTCはKDDIとタッグを組んで国内初のフルHD・クアッドコアスマートフォン「HTC J Butterfly」をリリースしたほか、Huaweiも国内最速となる112.5MbpsのXiに唯一対応した「Ascend D2 HW-03E」をNTTドコモ向けにリリース。
「バッテリーがすぐに切れる」「動作が安定しない」「最新スペックの代わりに爆熱」といったモデルが数多く登場した過渡期を経て、近年では国内勢もようやく対抗できるスマートフォンをリリースできるようになりつつありますが、海外勢の勢いを抑えることはできるのでしょうか。
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